Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

フィルタされたデータまたは印刷の準備ができているデータのための印刷アクションの作成

デスクトップ印刷ユーティリティ /usr/dt/dtlp は、lp サブシステムに基づく機能を提供します。lp の印刷オプションを集めて、指定されたファイルを印刷します。

次の条件のどちらかに該当する場合には、アプリケーションは dtlp を使用できます。

dtlp の詳細は、dtlp(1)の マニュアル・ページを参照してください。

ファイルを印刷する準備ができている場合には、印刷アクションは、EXEC_STRING の中で dtlp を実行します。たとえば、次のようにします。

ACTION Print 
{
  ARG_TYPE       ThisAppData
  EXEC_STRING       dtlp %Arg_1%
}

アプリケーションが変換フィルタを備えている場合には、dtlp を実行する前にフィルタが実行されなければなりません。たとえば、次のようにします。

ACTION Print 
{
 	ARG_TYPE				MyAppData
 	EXEC_STRING				/bin/sh `cat %Arg_1%| filter-name | dtlp`
}

filter_name は、印刷フィルタ名です。