Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

WM_COMMAND 属性の設定

アプリケーションが WM_SAVE_YOURSELF メッセージの処理 (状態を保存するか、メッセージを無視する) を終了した後、アプリケーションはトップレベル・ウィンドウの WM_COMMAND 属性を設定して、保存操作が完了したことをセッション・マネージャに知らせなければなりません。

アプリケーションのトップレベル・ウィンドウの WM_COMMAND 属性を設定するには、Xlib の XSetCommand() 関数を使用します。この属性を設定することによって、アプリケーションが WM_SAVE_YOURSELF メッセージの処理を終了したことをセッション・マネージャに知らせ、アプリケーションを再起動するために必要なコマンド行をセッション・マネージャに与えます。

XSetCommand() は、コマンド引き数の配列を受け入れます。アプリケーションが保存プロセスの一部として DtSessionSavePath() 関数を使用する場合には、XSetCommand() には追加のコマンド引き数 -session basename が必要です。basename は、DtSessionSavePath() によって返されるベース・ファイル名です。