Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

簡易関数

DtCreateMenuButton() は、CDE ウィジェットを作成する簡易関数です。

DtMenuButton ウィジェットは、XmLabel クラスのサブクラスです。視覚的には、DtMenuButton ウィジェットは、ラベル文字列とメニュー・グリフ (絵文字) を持ちます。メニュー・グリフは、常にウィジェットの右端に表示され、デフォルトでは下向き矢印です。

DtMenuButton ウィジェットには、暗黙的に作成されたサブメニューが接続されています。サブメニューは、この DtMenuButton ウィジェットを親とするポップアップ・メニューです。暗黙的に作成されたサブメニュー名は、この DtMenuButton ウィジェットの名前の前に submenu_ を付けたものです。サブメニューのウィジェット ID は、この DtMenuButton ウィジェットの DtNsubMenuId リソースに XtGetValues を設定することにより取得できます。暗黙的に作成されたサブメニューは、このウィジェットの利用者によって破壊されることはありません。

サブメニューは、DtMenuButton ウィジェットのどこかで [メニュー・ポスト] ボタン(XmRowColumnXmNmenuPost リソースを参照) を押すことによって、または Motif の取り消しキー (通常は [Escape] キー) を押すことによってポップアップできます。