複数バイト言語国際化のために拡張された mailx を使用すると、日本語 EUC で書かれたメールメッセージは、自動的に JIS コードに変換されて送信されます。このようにして変換されたメッセージは、受信後、メッセージを画面に表示するコマンド (type、print など) で EUC に変換されて表示されます。また、save、copy、write などのコマンドを使用すると、メッセージを EUC に変換して格納できます。この変換は、フォルダ内のコードを決定するために用意されたメール変数 folderconv が設定されている場合に実行されます。folderconv が設定されていない場合、メッセージはコード変換されません。folderconv はデフォルトで設定されています。ただし、nsave と ncopy を使用すると、folderconv の指定に関係なく、メッセージはコード変換されません。
複数バイト言語国際化のために拡張された in.comsat は、着信メールを JIS コードから EUC に変換して表示します。
使用方法は、第 5 章「国際化 SunOS コマンドの利用」の 「電子メールの送受信」を参照してください。