JFP ユーザーズガイド

メッセージの返信方法

「メッセージの読み取り」に戻り、受信したメールに返事を出してみます。


? 2
Message  2:
From lemon Tue Sep 29 21:47 JST 1992
Date: Tue, 29 Sep 92 21:47:02 JST
From: lemon (A.Lemon)
To: grape
Subject: Next Lecture

葡萄さん:
次回の講習会は
        10月1日(木) 午後2:00開始
に変更されました。
会場は未定です。

檸檬
 
  
 
? r
To: lemon
Subject: Re: Next Lecture

r コマンドを実行すると、自動的に差出人宛てのメールを作成する状態になります。ここからは、「メッセージの作成」の項の説明に従って、‾p‾v などを使ってメッセージを作成できます。返事の中に、現在読んでいるメッセージまたは別のメッセージを挿入したいときは、‾m または ‾f と入力します。どちらの場合も、挿入メッセージが日本語 EUC にコード変換されて挿入されます。


? r
To: lemon
Subject: Re: Next Meeting

‾m
メッセージ挿入:  2
(つづく)

‾m の入力時に特にメッセージ番号を指定しなかったので、現在読んでいる 2 番のメッセージが挿入されました。ここで、vi を起動して (‾v コマンドの実行) 返事を書きます。


To: lemon
Subject: Re: Next Lecture
 
        From lemon Tue Sep 29 21:47 JST 1992
        Date: Tue, 29 Sep 92 21:47:02 JST
        From: lemon (A.Lemon)
        To: grape
        Subject: Next Lecture
         
        葡萄さん:
        次回の講習会は
                10月1日(木) 午後2:00開始
        に変更されました。
        会場は未定です。
 
        檸檬
 
了解しました。
 
葡萄

‾
‾
‾
:wq

挿入したメッセージの各行の先頭にはタブが挿入され、段落がつけられています。この自動的に挿入される文字列は、変数 indentfix で設定します。デフォルトはタブです。文字列の段落付けは、‾f でメッセージを挿入するときには適用されません。


:wq
"/tmp/Re8580" 21 行、333 バイト
(つづく)
.
 作成終了
?

「メッセージの作成」の項の説明に従って作成を終了すると、メッセージは 7 ビット JIS コードに変換されて送信されます。mailx 自体の終了には、 quit、コマンド行の先頭での CTRL-Dexit などのコマンドが用意されています。quitCTRL-D は、既読のメッセージを mbox に保存し、未読のメッセージをメールボックスに保存します。exit は、メールボックスを変更せず、メッセージを mbox に保存しないで mailx を終了します。mailx 終了時の動作は、 hold などの変数を設定してカスタマイズできます。