このマニュアルでは、 SolarisTM 8 日本語環境で使用できる日本語入力システム (ATOK12、Wnn6、ATOK8、cs00) の概要とセットアップ方法について説明します。各日本語入力システムを使った日本語の入力方法、辞書ファイルの詳細情報、カスタマイズの方法などについては、各日本語入力システム固有のマニュアルを参照してください。
パート I, 日本語入力の概要
日本語入力システムの概要と、各日本語入力システム (ATOK12、Wnn6、ATOK8、cs00) の特徴を説明します。
パート II, セットアップとファイル
ATOK12 の使用環境のセットアップとファイル構成について説明します。
Wnn6 の使用環境のセットアップとファイル構成について説明します。
ATOK8 の使用環境のセットアップとファイル構成について説明します。
cs00 の使用環境のセットアップとファイル構成について説明します。
パート III, ユーザー登録単語および環境ファイルの移行
日本語入力システム ATOK8 または cs00 から ATOK12 に切り替える際、以前の日本語入力環境をできるだけ維持するための手順や制約事項について説明します。
ATOK8、ATOK7、cs00、VJE-Delta、EGBRIDGE でユーザーが登録した単語情報を Wnn6 で使用する方法と、移行時に使用するファイルの形式について説明します。
日本語入力システム ATOK7 または cs00 から ATOK8 に切り替える際、以前の日本語入力環境をできるだけ維持するための手順や制約事項について説明します。
日本語入力時に設定できる入力スタイルについて、入力サーバー ATOK8 を使用した実例をもとに説明します。
Solaris 8 の日本語入力システムを初めて使用するユーザーと、日本語入力システムのセットアップ作業を担当するシステム管理者 (スーパーユーザー) を対象としています。
『Solaris 8 ご使用にあたって』
専門書を扱うインターネットの書店 Fatbrain.com から、米国 Sun MicrosystemsTM, Inc. (以降、SunTM とします) のマニュアルをご注文いただけます。
マニュアルのリストと注文方法については、http://www1.fatbrain.com/documentation/sun の Sun Documentation Center をご覧ください。
http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索をおこなうこともできます。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P-1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
¥ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define ¥ XV_VERSION_STRING' |
ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
このマニュアルでは、「IA」という用語は、Intel 32 ビットのプロセッサアーキテクチャを意味します。これには、Pentium、Pentium Pro、Pentium II、Pentium II Xeon、Celeron、Pentium III、Pentium III Xeon の各プロセッサ、および AMD、Cyrix が提供する互換マイクロプロセッサチップが含まれます。