日本語入力システムの概要とセットアップ

cs00 の辞書に登録した単語を ATOK8 で利用する

cs00toatok8 は、cs00 のユーザー辞書を ATOK8 で利用するための変換フィルタです。このフィルタを使用して、cs00 のユーザー辞書から得られる単語リストのファイルを、 ATOK8 の辞書に一括登録することができます。

次に、この変換手順を説明します。

  1. udicmsdtudicm (Solaris CDE 上の場合) 、または udicmtool (日本語 OpenWindows 上の場合) を用いてユーザー辞書から単語リストのファイルを作成します。

    • udicm を使用する場合

      次を実行します。

      sun% udicm show cs00_u.dic > cs00_u.list
      

      cs00_u.list には cs00 のユーザー辞書名を、cs00_u.list には単語リストのファイル名をそれぞれ指定します。

    • sdtudicm または、udicmtool を使用する場合

      cs00 ユーザーズガイド』を参照してください。

  2. cs00 の単語リストのファイルを ATOK8 の辞書メンテナンスで使用するテキスト形式の単語ファイルに変換します。

    sun% cs00toatok8 cs00_u.list > atok8.list
    

    cs00_u.list には手順 1 で得られた cs00 の単語リストのファイル名を、atok8.list には ATOK8 のテキスト形式の単語ファイルのファイル名を指定します。

  3. ATOK8 辞書メンテナンスツールを使用して、手順 2 で得られたファイルの内容を ATOK8 の辞書に登録します。

    1. ATOK8 のアイコンをダブルクリックして ATOK8 ウィンドウを 呼び出し、ATOK8 ウィンドウの「辞書ツール」ボタンを押します。

    2. ATOK8 辞書メンテナンスツールの「一括登録」ボタンを押します。 一括登録のウィンドウでは、次の例を参考にして入力します。

      • 辞書ファイル名 : /home/user/.atok8/atok8you.dic

      • 単語ファイル名 : /home/user/atok8.list

      • 未登録単語ファイル名 : /home/user/atok8usr.unreg

      • 未登録単語ファイル作成 : する

      atok8.list には手順 2 で指定した ATOK8 のテキスト形式の単語ファイルのファイル名を指定します。

      /home/user には、ユーザーのホームディレクトリを指定します。

      atok8you.dic には、ユーザー登録用の辞書を指定します。

    3. 「適用」ボタンを押します。

      これで、登録は完了です。

    詳細は、『ATOK8 ユーザーズガイド』を参照してください。