テープツール・ベースウィンドウの一番上にある「読み取り (Read)」ボタンから利用可能な読み取りメニューには、テープまたはアーカイブファイルからテープツールウィンドウで指定されるディレクトリにファイルを読み込むための 3 通りのオプションがあります。
テープ内容リストに示すように、ファイルの前にパス名 (絶対パス) が付いたファイルを読み込むとき、そのパス名が常に宛先として使われます。
ファイルの前にファイル名が付いていないときは、宛先テキストフィールドで指定するディレクトリが宛先として使われます。
テープの内容をリストし、ファイルの全体または一部を選択したときに、読み取りメニューから「選択済み」を選択すると、指定したファイルは制御領域に示される宛先ディレクトリにコピーされます。
テープの内容をリストしていないときに、「選択済み」を選択すると、リストのないテープ内容ウィンドウが表示されます。取り出したい特定のファイルの名前がわかっているときは、その名前を読み取りファイルテキストフィールドに入力した後に Return キーを押すか、または「読み取りファイル」ボタンの上でセレクトボタンをクリックしてそのファイルをリストに追加することができます。
テープからのファイルをリストしているとき、「読み取り」メニューから「全リスト」を選択すると、テープ内容ウィンドウからファイルのリスト全体が読み出されます。
テープの内容をリストしていないとき、「全リスト」を選択すると、リストのないテープ内容ウィンドウが表示されます。
ファイルが読み出されている間は、テープツールウィンドウのフッタに読み出されたファイルのパーセンテージを示すメッセージが表示されます。ファイルが読み出されると、テープ内容ウィンドウから削除されます。このプロセスが終了すると、読み出されたファイルの数を示すメッセージがテープツールウィンドウのフッタに表示されます。
ファイルが多数ある場合は、ファイルがシステムにコピーされるのに数分かかることがあります。
読み取りメニューから「全テープ」を選択すると、テープ内容ウィンドウを表示せずにテープ上のすべてのファイルが宛先ディレクトリにコピーされます。