OpenWindows ユーザーズガイド

ウィンドウ制御

ウィンドウ制御ユーティリティのメニューから、ウィンドウのオープンとクローズ、他のウィンドウの後方にあるウィンドウのサイズ変更といった基本的なウィンドウ操作を選択できます。このユーティリティは、複数のウィンドウまたはアイコンを同時に操作するときに特に役に立ちます

    ウィンドウ制御をオープンするには、「ワークスペース (Workspace)」->「ユーティリティ (Utilities)」->「ウィンドウ制御 (Window Controls)」を選択します。

図 18-4 はウィンドウ制御ユーティリティを示しています。

図 18-4 ウィンドウ制御 (Window Controls) サブメニュー

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ウィンドウ制御 (Window Controls) は、サブメニューとして表示されます。このため、効率よく利用するために、このユーティリティをプッシュピンでとめてワークスペースに表示しておくことをお薦めします。

ウィンドウ制御の使い方

ウィンドウ制御 (Window Controls) サブメニューの選択項目は、アプリケーションウィンドウのヘッダからプルダウンするベースウィンドウメニューの選択項目に相当します。 「終了 (Quit)」などの「ウィンドウ制御 (Window Controls)」サブメニューで行った選択は、現在選択されている 1 つまたは複数のウィンドウに影響を与えます。

以下に、グループ化して選択したウィンドウまたはアイコンでのウィンドウ制御の使い方について説明します。複数のウィンドウを選択する 1 つの方法では、1 つのウィンドウの上でセレクトボタンをクリックし、残りのウィンドウ (またはアイコン) の上でアジャストボタンをクリックします。もう 1 つの方法では、ポインタをグループ化したいアプリケーションの近くのワークスペースに移動し、セレクトボタンを押してポインタをワークスペース上を斜めにドラッグして、複数のウィンドウを四角形で囲みます。この方法の場合、ポインタのドラッグ操作によって形成された四角形の中に完全に入っているウィンドウまたはアイコンはすべて同じグループに取り込まれます。

アイコンからグループ化したアプリケーションをオープンする

複数のアプリケーションを同時にオープンするには、すでに説明した方法の 1 つを使ってアイコンをグループ化して選択し、制御サブメニューから「オープン/クローズ (Open/Close)」を選択します。同様に、グループ化したアプリケーションを別々にクローズしなくても、それぞれのアイコン形式に同時にクローズすることができます。

グループ化したアプリケーションまたはアイコンのサイズを変更する

ワークスペース上で複数のアプリケーションのサイズを拡大するには、グループ化したウィンドウを選択し、ウィンドウ制御 (Window Controls) サブメニューから「フルサイズ/元のサイズ (Full/Restore Size)」を選択します。この操作を行うと、選択されたアプリケーションはすべてスクリーンの上下いっぱいに拡大されます。

ウィンドウ制御 (Window Controls) サブメニューウィンドウを 1 つも選択解除せずに、2 度目に「フルサイズ/元のサイズ」を選択すると、グループ内のそれぞれのウィンドウのサイズが元のサイズに縮小されます。

グループ化したアプリケーションを後ろへ移動する

グループ化したウィンドウをすばやく選択し、別のウィンドウの後ろに移動させると便利なときがあります。その場合には、後ろに移動したいウィンドウのグループを選択し、ウィンドウ制御サブメニューから「後ろへ (Back)」を選択します。

グループ化したウィンドウの終了

グループ化したウィンドウまたはアイコンを選択し、ウィンドウ制御 (Window Controls) サブメニューから「終了 (Quit)」を選択して複数のアプリケーションを一度に終了させることができます。