同時に複数バージョンのメールツール (またはメールツールアプリケーションとメールプログラム) を実行した場合、メールツールアプリケーションの 1 つを「変更内容を保存」または「終了」するように、メールツールアプリケーションから警告を受け取ることがあります。これは、両方のバージョンが In-Box を変更しようとしたためです。In-Box の状態についての混乱の発生を避けるには、警告指示に従ってください。
別のメールツールやメールプログラムを実行する前に、メールツールの「処理終了」または「変更内容を保存」を選択しなかった場合、メールツールを終了するように警告指示されます。変更内容を保存した場合、メールツールを「終了」するか、または 「変更内容を保存」を行なって元の状態を保つかを選択できます。
メールツールの終了を避けるには、毎日の終り、またはマシンにログインしてリモートからメールを読みそうなときに、「ファイル」メニューから 「処理終了」を選択する習慣をつけてください。
「処理終了」の選択を忘れ、メールを読むためにリモートからマシンにログインした場合、下記のステップに従うことによって、メールツールに 「処理終了」を選択するよう指示できます。
シェルツールのプロンプトから、 ps -e | grep mailtool と入力し、Return キーを押します。
図 A-2 に示すようなリストが出力されます。
(grep mailtool のリストではなく) mailtool の行の左側のカラムから、プロセス番号 (PID) を見つけます。
プロセス番号は各行の最初の数字です。
kill -USR1 PID と入力して、Return キーを押します。
上の例ではプロセス番号は 1431 であるため、次のように入力します。 kill -USR1 1431
いつものように、リモート位置からメールを読み取ります。
メールツールを次にオープンしたとき、リモート位置から In-Box に対して行なった変更内容が組み込まれ、メールツールの一部として記録されます。
上記のステップは、DeskSet のメールツールアプリケーションでのみ有効です。他のバージョンのメールツールにこれらのステップを使った場合、メールツールが停止します。