OpenWindows ユーザーズガイド

ポインタと入力領域

一度に複数のウィンドウをワークスペースにオープンできるため、OpenWindows 環境では、現在どのウィンドウが有効であるかが常に認識されている必要があります。ウィンドウシステムに入力領域つまり有効なウィンドウを認識させる方法は 2 通りあります。1 つはポインタをそのウィンドウに移動すること、もう 1 つはセレクトボタンをクリックすることです。

移動ポインタモードにあるときは、ポインタをウィンドウペインに移動するとそのウィンドウが有効になります。クリックセレクトモードにあるときは、ウィンドウ内でセレクトボタンをクリックするとそのウィンドウが入力領域に指定されます。

デフォルトはクリックセレクトモードです。ワークスペースのプロパティウィンドウを使って移動ポインタモードに変更する方法については、「入力領域の指定」を参照してください。

テキストウィンドウの挿入点は、そのウィンドウが有効であるか否かでその外観が異なります。有効な場合は挿入点は三角形で表示されます。有効でないときはひし形をしています。ただし、ポインタをウィンドウ内に移動させるか、あるいはクリックセレクトモードにあるときはそのウィンドウの作業領域でセレクトをクリックすると、挿入点が有効になります。入力を開始すると、テキストは挿入点に挿入されます。図 1-7 に有効な挿入点と無効な挿入点を示します。

図 1-7 有効な挿入点と無効な挿入点