OpenWindows ユーザーズガイド

特別メニュー

テキストペイン・ポップアップメニューには「その他」という特別の項目があります。これは (「ファイル」、「表示」、「編集」、および「検索」の場合のように ) 制御領域のボタンにはありません。このメニューには、選択したテキストをフォーマットするための便利なフィルタがいくつかあります。「その他」メニューは完全にカタマイズ可能です。「その他」メニューから利用できるフィルタの独自のセットを定義することができます。フィルタの独自のセットを定義する方法については、「テキストエディタのカスタマイズ」を参照してください。この節にはデフォルトの「その他」メニューについての説明があります。

フォーマット

選択した長いテキスト行を最大 72 文字までの行に再度フォーマットを変更するには、「フォーマット」を選択します。これは、たとえば、ウィンドウ幅よりも長い行のあるメールを読み取る際に便利です。また、テキストを印刷する前にフォーマットすると、行がプリンタによって切り捨てられないようにできて便利です。

フォーマットでは UNIX の fmt コマンドを使用します。これは、行間で単語を分割せず、ブランク行と単語間の間隔をそのまま保存します。


注 -

フォーマット操作 (および fmt コマンド) は 1 行の長さが 1024 文字以下の行に対してだけ有効です。


キャピタライズ

「その他」メニューの「キャピタライズ」を使って選択テキストを大文字にすることができます。

行シフト

選択したテキストの各行の先頭でタブを挿入したり、削除したりするには、「行シフト」項目を選択します。左または右のシフトを指定するには、「行シフト」サブメニューを使います。Tab キャラクタを挿入するには右シフトを、Tab キャラクタを削除するには左シフトを選択します。

C 言語の清書

この項目は、UNIX の indent コマンドを使って C プログラムリストをフォーマットします。これは標準仕様か、または .indent.pro ファイルがある場合はその仕様に従って選択項目をフォーマットします。

ブラケットの挿入

「ブラケット挿入 (Insert Brackets)」項目を使うと、ブラケット挿入サブメニューから選択したものに応じて、選択したテキストの前後に ( )、[ ]、{ }、または " " のいずれかを素早く挿入することができます。

ブラケットの削除

「ブラケット削除 (Remove Brackets)」項目を使うと、ブラケット削除サブメニューから選択したものに応じて、選択したテキストの前後の ( )、[ ]、{ }、または " " のいずれかを削除することができます。