Dtpower GUI を使用すると、システム全体の電源管理の中からモニターの電源管理を上書きできます。モニター電源のアイドル時間を変更しても、すべての装置およびシステムのアイドル時間は「省電力を開始するまでのデバイスアイドル時間」ボックスに表示された値から変更されません。モニター電源のアイドル時間だけが変更されます。
一部のモニターでは、画面が消されると電源を切断し、再びコンピュータを使用すると電源を投入することができます。その他のモニターでは画面を消すことのみが可能で、電源を切断することはできません。
Dtpower を使用すると、2 つのモニターが接続されているワークステーション (ダブルヘッドシステムとも呼ばれる) の電源管理を行うこともできます。この場合は、同じアイドル時間が両方のモニターに適用されます。
過去の一部のバージョンの Solaris オペレーティング環境では、モニターの電源管理は Dtpower プログラムによってではなく、ウィンドウシステムのスクリーンセーバオプションによって行われていました。このリリースの Solaris では、モニター、ディスクドライブ、およびシステムの電源管理はすべて Dtpower プログラムによって処理されます。
Dtpower を起動します。
Dtpower 基本ウィンドウが表示されます。
Dtpower 基本ウィンドウで「拡張」を選択します。
「簡易編集」タブが表示されます。
「デバイスアイドル時間より優先:」の「モニター」チェックボックスを選択します。
モニターのアイドル時間のプルダウンリストが有効になります。
アイドル時間をプルダウンリストから選択するか、別の値を入力します。
数値と単位の間に空白スペースを入れる必要があります。単位としては Sec、Min、Hr (それぞれ、秒、分、時間) という略語を使用します。小数点も使用できます。たとえば、1.5 Hr と入力すると、ディスプレイのアイドル時間は 90 Min に設定されます。
入力した新しい値はリストに追加され、次回のプルダウンリスト使用時に選択できます。編集ボックスに入力した形式で値が表示されます。
「了解」をクリックします。
これによりモニターの電源が投入されますが、画面がロックされていることがあります。CDE のスタイルマネージャを使用すると、画面のロックオプションを設定できます。電源管理ソフトウェアの過去のバージョンとは異なり、画面のロック機能は電源管理ソフトウェアから完全に独立しています。画面がロックされていた場合は、パスワードを入力するとデスクトップに戻ります。