保存停止・復元再開機能は、作業時間を短縮するための機能で、現在の作業状態を失わずにシステムの電源切断、投入を行うことができます。この機能を使うと、システムの電源切断時にワークスペースやファイルが保存され、電源の再投入時に同じ状態が復元されます。たとえば、文書の編集中に作業を中断する際、保存停止機能を使用してシステムの電源を切断すると、作業状態が自動的に保存されます。その後、システムの電源を再投入すると、復元再開機能によって、元の作業状態が復元されます。電源管理システムソフトウェアによってシステムを自動的に停止するか、キーボードを使って手動で停止するかに関係なく、保存停止・復元再開機能により元の作業状態のチェックポイント情報が保存されます。
以下の方法で、システムの保存停止・復元再開機能を有効にできます。
Energy Star 2.0 対応のシステムでは、保存停止・復元再開機能が自動的に実行されます。
キーボードからの操作で、いつでも保存停止や復元再開を実行できます。具体的な手順は、第 4 章「保存停止・復元再開機能の使用」で説明します。
Dtpower ソフトウェアを使用すると、指定した時間に自動的に保存停止・復元再開機能を実行できます。
省電力機能による中断を許さない用途で使用されているシステムに対して、システムの電源管理を使用しないでください。保存停止・復元再開機能を使用するかどうかについては、第 4 章「保存停止・復元再開機能の使用」を参照してください。