OpenBoot 2.x コマンド・リファレンスマニュアル

基数の変更

表 4-11 のコマンドを使用して、現在使用している数値の基数を変更できます。

表 4-11 基数の変更

コマンド  

スタックダイアグラム 

説明 

.d

( n -- ) 

基数を変更しないで n を 10 進で表示します。

.h

( n -- ) 

基数を変更しないで n を 16 進で表示します。

base

( -- addr ) 

基数を格納している変数。 

decimal

( -- ) 

基数を 10 進に設定します。 

d# number

( -- n ) 

number を 10 進に変換します。基数は変わりません。

hex

( -- ) 

基数を 16 進に設定します。 

h# number

( -- n ) 

number を 16 進に変換します。基数は変更されません。

octal

( -- ) 

基数を 8 進に設定します。 

o# number

( -- n ) 

number を 8 進に変換します。基数は変更されません。

d#h#、o# の各コマンドは、現在の基数を明示的に変更しないで、特定の数値を別の基数で入力するときに便利です。


ok decimal       (基数を 10 進に変更)
ok 4 h# ff 17 2
4 255 17 2 ok 

.d および .h コマンドの機能は、現在の基数設定にかかわりなく、値をそれぞれ 10 進または 16 進で表示する点を除いて、「.」と同じです。次の例を参照してください。


ok hex
ok ff .  ff .d
ff 255