OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

反射の抑制

モニター画面にはガラス製のフェースプレートがあり、背後からの光が反射して目に映ります。反射光があると、その反射が起こる場所の表示を認識する目の働きに変化が起こります。モニターのフェースプレートが平らなほど、反射による認識の誤りは減少します。つまり、モニター画面が大きくカーブしていると、背後にある広角度からの反射光が「集まる」ことになります。

画面に反射があるかどうかを判定するには、通常の作業位置に座わり、黒い画面に反射光がないか調べます (反射光は画面のカーブにより歪むことがあります)。強い光源からの光が画面に反射しないように、作業環境を整えてください。装置などの移動ができない場合は光源を移動させるか、カードボードのバッフルプレートなどを使って視界から光源を遮断するようにします。

モニター画面は反射 (映り込み) を最小限に抑えるため、反射防止処理が施されていることがあります。このような処理が施されているモニターの場合、電源を切ると画面が黒ずんで見えます。モニターの前面に、外付けで反射防止スクリーンを取り付けることもできますが、その中には光の透過が低く、白色の輝度が使用に耐えないほど低レベルになることがあります。