プロトコルを完全に開放型の設計にするには、必要なときだけツールを起動してください。ツールのインスタンスを必要なときだけ起動すると、ユーザーは CPU、画面領域、スワップ空間などをより柔軟に効率よく使用できます。ToolTalk サービスには、ツールのインスタンスの起動時期を決定するための機能として、次のようなものがあります。
メッセージと型シグニチャで、確実な「起動」を指定できます。これを指定すると、メッセージの適切な受け取り者が動作していない (または、要求を受け取る適切な者がいない) 場合、メッセージの処理または監視を行うよう静的に型に登録してあるツールインスタンスを ToolTalk サービスが起動します。
各プロセス型 (ptype) は、1 つのセッションで起動できるインスタンスの最大数を指定できます。
ToolTalk サービスでは、ツールのインスタンスを新しく起動する前に、動作中の適切なハンドラすべてに各要求を配布します。これを受け取ったハンドラは、自分自身の判断基準 (タスクを新しく引き受けることができるか、保存していない変更があるか、アイドル時間、アイコン状態、または新しい仕事を自由に受け入れるようユーザーが指定してあるかなど) に従って、要求を受け取るか拒否できます。