ToolTalk ユーザーズガイド

メッセージへの設定

メッセージのファイル配信範囲の型も、パターンと同じです。この型を表 8-3 に示します。

表 8-3 メッセージ用の配信範囲

配信範囲の型 

説明 

TT_FILE

処理対象のファイルを登録した全クライアントをメッセージの配信範囲とする 

TT_BOTH

処理対象のセッション、ファイル、またはセッションとファイルの両方を登録した全クライアントをメッセージの配信範囲とする 

TT_FILE_IN_SESSION

処理対象のファイルとセッションを同時に登録した全クライアントをメッセージの配信範囲とする 

TT_SESSION + tt_message_file_set()

処理対象のセッションを登録した全クライアントをメッセージの配信範囲とする。パターンが一致するクライアントは、メッセージを受信すると tt_message_file を呼び出して、そのファイル名を入手できる

メッセージの配信範囲が TT_FILE または TT_BOTH の場合は、ToolTalk クライアントライブラリが、そのファイルを処理対象とするクライアントのセッションをデータベースサーバーからすべて探し出し、それらの ToolTalk セッションにメッセージを送信します。ToolTalk セッションは、その後でメッセージとクライアントを照合します。メッセージの送信側は、tt_file_join を明示的に呼び出す必要はありません。

配信範囲が TT_FILE_IN_SESSION または TT_SESSION のメッセージにファイルを指定しても、ToolTalk データベースサーバーには連絡されず、メッセージは指定したセッション配信範囲のクライアントにしか送信されません。