アプリケーションは、メッセージ配信範囲として TT_FILE_IN_SESSION を指定することによって、メッセージ配布の範囲をかなり限定できます。指定したファイルとセッションの両方を結合しているアプリケーションだけが受信可能側であると見なされます。
また、アプリケーションは、メッセージのセッションを処理対象として登録しているすべてのクライアントを、TT_SESSION と tt_message_file_set を指定することによって、メッセージの配信範囲とすることもできます。パターンが一致するクライアントがメッセージを受信した場合、その受信側クライアントは tt_message_file を呼び出すことによってファイル名を取得できます。
Tt_message m= tt_message_create(); tt_message_scope_set(m, TT_FILE_IN_SESSION); tt_message_file_set(m, file); |
最初の行でメッセージを作成しています。2 行目ではメッセージの配信範囲を追加し、3 行目ではメッセージ配信範囲にファイルを追加しています。