新規ウィジェットを作成するための Xt イントリンシクス・コマンドを使用するときは、新規ウィジェットのウィジェット・クラスを指定してください。ウィジェット (またはガジェット) のクラス名は、Motif が提供する標準クラス名です。たとえば、Motif のプッシュボタン・ウィジェットのクラス名は XmPushButton で、Motif のラベル・ガジェットのクラス名は XmLabelGadget です。
XtAddCallback widgetHandle callbackName ksh-command
callbackName は標準 Motif コールバックまたは標準 Xt コールバックの名前の 1 つで、Xt または Xm の接頭辞を取り除いたものです。たとえば、activateCallback などです。
XtAddEventHandler widgetHandle eventMask nonMaskableFlag ksh-command
eventMask は mask|mask|mask の形式で、mask コンポーネントは X イベント・マスクの標準セットのいずれかであり、nonMaskableFlag は true または false のいずれかです。
XtAddInput variable [-r] fileDescriptor ksh-command
指定したファイル記述子を入力ソースとして X ツールキットで登録します。入力ソースが不要になったときに登録解除してファイル記述子を閉じるのは、シェル・スクリプトの入力ハンドラが行います。
-r オプション (raw モード) を指定すると、入力ソースから使用できるデータを dtksh が自動的に読み取らず、指定した kshell コマンドがすべてのデータを読み取ります。このオプションを指定しない場合は、絶対行 (つまり、エスケープされていない改行文字またはファイルの終わりによって終了している行) が読み取られるか、ファイルの終わりに到達したときにのみ、ksh-command で指定したコマンドが起動されます。テキスト以外のデータを処理するハンドラや、データ行で dtksh を自動的に読み取りたくないハンドラの場合には raw モードが便利です。ファイルの終わりを検出したときに、必要に応じて XtRemoveInput を使用して入力ソースを削除してファイル記述子を閉じるのは、シェル・スクリプトの入力ハンドラです。
どのような場合も、ハンドラが使用するいくつかの環境変数が設定されています。次のような変数があります。
INPUT_LINE
raw モードの場合は空です。そうでない場合は次に処理する行が入ります。
INPUT_EOF
ファイルの終わりに到達すると true に設定されます。そうでない場合は、false です。
INPUT_SOURCE
この入力ソースに関連したファイル記述子です。
INPUT_ID
この入力ハンドラに関連した ID です。XtAddInput() が返します。
XtAddTimeout variable interval ksh-command
XtAddWorkProc variable ksh-command
dtksh では、kshell コマンドは通常 kshell 関数名です。通常の作業プロシージャと同様に、この関数には、作業プロシージャを再び起動するか、作業を完了して自動的に登録解除されることを示す値が返されます。dtksh 関数が 0 を返した場合は、作業プロシージャはまだ登録されています。他の値を返した場合は、作業プロシージャは自動的に登録解除されます。
XtAugmentTranslations widgetHandle translations
XtCreateApplicationShell variable applicationName widgetClass [resource:value ...]
XtCallCallbacks widgetHandle callbackName
callbackName は標準 Motif コールバックまたは標準 Xt コールバックの名前の 1 つで、Xt または Xm の接頭辞を取り除いたものです。たとえば、activateCallback などです。
XtClass variable widgetHandle
渡される先のウィジェット・ハンドルに関連したウィジェット・クラス名を返します。
XtCreateManagedWidget variable widgetName widgetClass parentWidgetHandle [resource:value ...]
XtCreatePopupShell variable widgetName widgetClass parentWidgetHandle [resource:value ...]
XtCreateWidget variable widgetName widgetClass parentWidgetHandle [resource:value ...]
XtDestroyWidget widgetHandle [widgetHandle ...]
XtDisplayOfObject variable widgetHandle
XtGetValues widgetHandle resource: var1 [resource: var2 ...]
XtHasCallbacks variable widgetHandle callbackName
callbackName は標準 Motif コールバックまたは標準 Xt コールバックの名前の 1 つで、Xt または Xm の接頭辞を取り除いたものです。たとえば、activateCallback などです。
variable は CallbackNoList、CallbackHasNone、CallbackHasSome のいずれかに設定されます。
XtInitialize variable shellName applicationClassName applicationName [arguments]
applicationClassName に Dtksh を使用すると、アプリケーションはデフォルトの dtksh app-defaults ファイルを使用します。arguments パラメータは、シェル・スクリプトのユーザが指定する可能性のある任意のコマンド行の引き数のリファレンスに使用されます。これらは通常、「$@」のシェル形式を使用して行われます。
条件文に使用する値を返します。
XtIsManaged widgetHandle
条件文に使用する値を返します。
XtIsSubclass widgetHandle widgetClass
widgetClass はウィジェット・クラス名です。条件文に使用する値を返します。
XtNameToWidget variable referenceWidget name
XtIsRealized widgetHandle
条件文に使用する値を返します。
XtIsSensitive widgetHandle
条件文に使用する値を返します。
XtIsShell widgetHandle
条件文に使用する値を返します。
XtLastTimestampProcessed variable display
XtMainLoop
XtManageChild widgetHandle
XtManageChildren widgetHandle [widgetHandle ...]
XtMapWidget widgetHandle
XtOverrideTranslations widgetHandle translations
XtParent variable widgetHandle
XtPopdown widgetHandle
XtPopup widgetHandle grabType
grabType は GrabNone、GrabNonexclusive、GrabExclusive のいずれかの文字列です。
XtRealizeWidget widgetHandle
XtRemoveAllCallbacks widgetHandle callbackName
callbackName は標準 Motif コールバックまたは標準 Xt コールバックの名前の 1 つで、Xt または Xm の接頭辞を取り除いたものです。たとえば、activateCallback などです。
XtRemoveCallback widgetHandle callbackName ksh-command
callbackName は標準 Motif コールバックまたは標準 Xt コールバックの名前の 1 つで、Xt または Xm の接頭辞を取り除いたものです。たとえば、activateCallback などです。従来の Xt コールバックを指定する場合、コールバックを削除するときは、コールバックを最初に登録したときに指定したのと同じ kshell コマンド文字列を指定してください。
XtRemoveEventHandler widgetHandle eventMask nonMaskableFlag ksh-command
eventMask は mask|mask|mask の形式で、mask コンポーネントは X イベント・マスクの標準セットのいずれかです。nonMaskableFlag で指定する ButtonPressMask は true または false のいずれかです。
従来の Xt イベント・ハンドラで true の場合、イベント・ハンドラを削除するときは、イベント・ハンドラを最初に登録したときに指定したのと同じ eventMask および nonMaskableFlag の設定と、kshell コマンド文字列を指定してください。
XtRemoveInput inputId
inputId は、XtAddInput コマンドを使用して代替入力ソースを登録したときに、指定した環境変数に返されるハンドルです。
XtRemoveTimeOut timeoutId
timeoutId は、XtAddTimeOut コマンドを使用してタイムアウトを登録したときに、指定した環境変数に返されるハンドルです。
XtRemoveWorkProc workprocID
workprocId は、XtAddWorkProc コマンドを使用して作業プロシージャを登録したときに、指定した環境変数に返されるハンドルです。
XtScreen variable widgetHandle
XtSetSensitive widgetHandle state
state は true または false のいずれかです。
XtSetValues widgetHandle resource:value [resource: value ...]
XtUninstallTranslations widgetHandle
XtUnmanageChild widgetHandle
XtUnmanageChildren widgetHandle [widgetHandle ...]
XtUnmapWidget widgetHandle
XtUnrealizeWidget widgetHandle
XtWindow variable widgetHandle