共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

一般ヘルプ・ダイアログを作成するには

  1. 適切なヘッダ・ファイルを指定します。

       
    #include <Help.h>
    #include <HelpDialog.h>
  2. 一般ヘルプ・ダイアログ・ウィジェットのインスタンスを作成します。

    DtCreateHelpDialog() 簡易関数

    または XtCreateManagedWidget() 関数を使用します。

  3. ダイアログ内で発生するハイパーリンク・イベントを処理するためのコールバックを追加します (詳細は、「ハイパーリンク・イベントへの応答」を参照してください)。

  4. Close コマンドを処理するためのクローズ・コールバックを追加します。

次のコード・セグメントは、簡易関数を使用して一般ヘルプ・ダイアログを (parent の子として) 作成します。ダイアログは管理されていません。ヘルプが要求された時点で何かのアプリケーションで管理されます。

Widget   mainHelpDialog, moreButton, helpButton;
 ac = 0;
 XtSetArg (al[ac], XmNtitle,  "My Application - Help");  ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNhelpVolume,  "My Help Volume");  ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNlocationId,  "Getting Started");  ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNhelpType,  "DtHELP_TYPE_TOPIC");  ac++;

 mainHelpDialog =
   DtCreateHelpDialog (parent,  "mainHelpDialog", al, ac);

次の 2 つの呼び出しは、ダイアログにハイパーリンクとクローズ・コールバックを追加します。通常、関数 HyperlinkCB()CLoseHelpCB はアプリケーションのどこかで宣言されます。

XtAddCallback (mainHelpDialog, DtNhyperLinkCallback,
 				HyperlinkCB, (XtPointer)NULL);
 XtAddCallback (mainHelpDialog, DtNcloseCallback,
                CloseHelpCB, (XtPointer)NULL);

関連項目