共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

マニュアル・ページを表示するには

  1. 簡易ヘルプ・ダイアログを作成します。

    一般ヘルプ・ダイアログも使用できますが、このダイアログの機能のほとんどが標準ヘルプ・トピックについてのみ有効なので、使用しないようにしてください。

  2. 次のようなヘルプ・ダイアログのリソースを設定します。

    DtNhelpType

    DtHELP_TYPE_MAN_PAGE を設定します。

    DtNmanPage

    マニュアル・ページ名を設定します。このリソースの値は、システムの man コマンドへ直接渡されます。したがって特定のセクションを指定するときは、通常 man コマンドを入力するときのように、セクション番号の前にマニュアル・ページ名を付けてください。

    サイズやタイトルなど、その他の値も設定できます。

  3. XtManageChild() を使用してダイアログを管理します。

次のプログラム・セグメントは、grep コマンドのマニュアル・ページを表示します。ダイアログのサイズもマニュアル・ページに適応するように設定します。

ac = 0;
 XtSetArg (al[ac], DtNhelpType, DtHELP_TYPE_MAN_PAGE);  ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNmanPage,   "grep");                ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNcolumns,  80);                     ac++;
 XtSetArg (al[ac], DtNrows,     20);                     ac++;
 XtSetValues (quickHelpDialog, al, ac);
 XtManageChild (quickHelpDialog);