テキストまたはインライン <graphic> をハイパーリンクとして使用されるように指定します。
<link hyperlink [type] ["description"]>text<¥link>
または:
<link hyperlink= "hyperlink" [type=type] [description= "description"]>
hyperlink 属性は必須で、宛先やリンクの動作を識別する値です。標準の「jump」リンクの場合、hyperlink はジャンプしたい要素の ID です。
type パラメータは次の値を取ることができます。
デフォルトで、ID hyperlink があるトピックへジャンプします。
ID hyperlink があるトピックへジャンプしますが、アプリケーションが新規ウィンドウでトピックを表示するように要求します。
一時ポップアップ・ウィンドウに、ID hyperlink があるトピックを表示します。
hyperlink 文字列をコマンドとして実行します。
man コマンドへのパラメータとして hyperlink 文字列を使用してマニュアル・ページを表示します。
特殊な処理のために hyperlink 文字列をアプリケーションへ送信します。
開始タグと終了タグの間の text は、リンクを起動するためにユーザが選択する「ホット・スポット」になります。ハイパーリンクとして使用される語句には、表示のとき下線が引かれます。大文字と小文字の区別は、hyperlink や type の値では意味はありません。
コマンドを実行するハイパーリンクは、実行リンクと呼ばれます。実行されるコマンドは <link> コマンドに取り込んだり、実行別名として定義したりでき、一種のリソースです。実行リンクの使用については、「実行リンクの制御」を参照してください。
hyperlink に対する値として type キーワード (上記のリスト参照) を使用しないでください。使用しなければならない場合は、形式の 2 行目にあるようにパラメータを明示的に指定してください。
<xref> 要素が使用されているところではハイパーリンクは自動的に作成されるので、<link> 要素は <xref> 要素を使用する相互参照では必須ではありません。
次のマークアップは、ID Intro が付いたトピックへの単一ハイパーリンクを定義します。ID の大文字と小文字の区別には意味がありません。
<s1 id=Intro>Introducing the Desktop . . . Refer to the <link intro>Introduction<¥link>.
次のマークアップは、前の例にあるのと同じハイパーリンク・ジャンプを定義しますが、相互参照 (<xref...>) は自動的にハイパーリンクになるので <link> 要素は使用されません。この場合、Intro トピックのタイトルはヘルプタグによって自動的に指定されます。
Refer to <xref intro>.
このマークアップの出力は、次のとおりです。
Refer to Introducing the Desktop.
次のマークアップは、インライン・グラフィックが選択されたときに起動されるハイパーリンクを定義します。新規ウィンドウが開かれ、「clockfeatures」トピックを表示します。
Whenever you see the <link clockfeatures JumpNewView> <graphic entity=StopWatchIcon><¥link> symbol, stop and answer the quiz questions.
出力は次のとおりです。
次のマークアップは、grep コマンドに関するマニュアル・ページを表示するリンクを作成します。
For more details, refer to the <link grep Man>grep man page<¥link>.
次のマークアップは、startDtterm という名前の実行別名を使用して実行リンクを作成します。別名とそれが実行するコマンドは、アプリケーションのデフォルトのリソース・ファイルで定義されます。
To open a terminal window, click <link hyperlink="DtHelpExecAlias startDtterm" Execute>Start Terminal Emulator.<¥link>
実行別名とその定義方法の詳細は、「実行別名」を参照してください。