共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

プログラマの場合

  1. アプリケーションは、次の必須リソースに対して正しい値を設定している。

       
    
    App-class*helpVolume:        volume
    App-class*helpOnHelpVolume:  help-on-help-volume 
    

    helpVolume リソースは、アプリケーションのためのヘルプ・ボリュームを識別します。helpOnHelpVolume は、ヘルプ・システムの使用に関するヘルプがあるヘルプ・ボリュームを識別します。

  2. 実行別名は、アプリケーションのデフォルトのリソース・ファイルにある。

    設計者は、アプリケーションのリソースとして実行別名を定義します。実行別名は、実行するシェル・コマンドと名前とを関連付けます。実行リンクがヘルプ・ボリュームで使用されていた場合は、追加の必要があるリソースを識別していることを設計者が確認するようにしてください。詳細は、「実行別名」を参照してください。

  3. アプリケーションが次のオプションのリソースに対して希望する値を設定している。

       
    App-class*DtHelpDialogWidget*onHelpDialog*rows:     rows
    App-class*DtHelpDialogWidget*onHelpDialog*columns:  columns
    App-class*DtHelpDialogWidget*definitionBox*rows:    rows
    App-class*DtHelpDialogWidget*definitionBox*columns: columns 
    

    onHelpDialog リソースは、「ヘルプの使い方」を表示するのに使用される簡易ヘルプ・ダイアログのサイズをコントロールします。definitionBox リソースは、定義リンクに使用される簡易ヘルプ・ダイアログのサイズをコントロールします。

  4. アプリケーションは、デフォルトのフォント・リソースを使用するか、アプリケーションのデフォルトのリソース・ファイルにフォント・リソースを定義している。

    ほとんどの場合、アプリケーションはデフォルトのフォント・リソースを使用できます。しかし、カスタム・フォントが使用される場合、デフォルトのリソース・ファイルに定義されていなければなりません。サンプルのフォント・スキーマが /usr/dt/dthelp/fontschemes ディレクトリに用意されています。フォント・スキーマの詳細は、第 14 章「母国語のサポート」を参照してください。