共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

エスケープ

テキストがヘルプタグで解釈されずに、実行時のヘルプ・ファイルへ直接渡されます。たとえばカスタマイズされたアプリケーションでは、設計者がヘルプ・ソース・ファイルに SDL (セマンティック・デリバリ言語) マークアップを埋め込むことができます。<esc> 要素があると、ヘルプタグ・パーサは SDL マークアップを読みません。ヘルプ・ボリュームがヘルプ・ビューアで表示されると、設計者が入れた SDL マークアップが処理されます。

個々のヘルプタグ記号やマークアップ例をエスケープするときは <esc> タグを使用しないでください。< (左三角括弧) や ¥ (バックスラッシュ)、& (アンド記号) などのヘルプタグ記号を表示するには、各記号の前にアンパサンドを付けます。<vex> 要素を入れると、ヘルプ・ボリュームにヘルプタグ・マークアップ例が入れることができます。