共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

実行時のヘルプ・ファイルの作成

実行時のヘルプ・ファイルを作成するには、記述したテキスト・ファイルをヘルプタグ・ソフトウェアで「コンパイル」しなければなりません。それはユーザがヘルプを要求したときにアクセスする実行時のヘルプ・ファイルとなります。実行時のファイルは、 Semantic Delivery Language (SDL) 形式を使用します。この言語は、オンライン情報のデリバリ専用に設計された SGML 文書型定義に基づいています。

ヘルプ・システムは、デスクトップの動作と、ヘルプ固有のファイルのデータ型を定義します。これによりヘルプ・ソース・ファイルのアイコンを選択し、ファイルを処理するメニュー・コマンドを選択する事により、デスクトップから簡単に実行時のファイルを作成できます。実行時のヘルプ・ファイルの識別には、.sdl という拡張子を使用します。処理中にエラーが発生すると、エラー・ファイル (volume.err) に通知されます。

実行時のヘルプ・ファイルの作成の詳細は、「実行時のヘルプ・ファイルの作成」を参照してください。デスクトップの動作とデータ型に関する一般的な情報については、『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド』を参照してください。