フィルタリング機構により、入力メソッドが、クライアントに透過的に X イベントを取り込めるようになっています。XmbLookupString() 関数または XwcLookupString() 関数を使用しているツールキット (またはクライアント) は、イベント処理機構のある時点で、入力メソッドに必要なイベントが確実に入力メソッドによってフィルタリングされるように、フィルタを呼び出すことになっています。フィルタがない場合、クライアントは、入力メソッドが正しく機能するために必要なイベントを受け取って破棄できます。そのようなイベントの例を次に示します。
ローカル・モードでのプリエディット・ウィンドウ上にあるイベントをエクスポーズします。
入力サーバと通信するために入力メソッドはイベントを使用できます。ユーザがクライアントのコードに影響を与えたくない場合、そのような入力サーバ・プロトコル関連イベントは途中で中止しなければなりません。
キー・イベントは、Xt が提供するような変換に割り当てられる前に、フィルタへ送信することが可能です。
クライアントは、XIC の XNFilterEvents 値を取得し、イベント・マスクを持つクライアント・ウィンドウのイベント・マスクに追加することを期待されます。このマスクは 0 である可能性があります。