共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

メニュー上の移動

 

n/a 

 

 

必須 

3-32: 

ユーザが、キーボード・フォーカス・ポリシーがポインタ・フォーカス・ポリシーであるときにメニューに移動したときに、フォーカス・ポリシーは一時的にクリック・フォーカス・ポリシーに変更され、ユーザがメニュー・システムの外に移動するとキーボード・フォーカス・ポリシーに戻る。 

メニューは、キーボード・フォーカス・ポリシーが一般的にポインタ・フォーカス・ポリシーであるときも、常に移動可能でなければならない。 

必須 

3-33: 

アプリケーションは、メニュー・バー・システムがアクティブでない場合、[F10] キーを使用してメニュー・バー・システムを起動する。位置カーソルは、メニュー・バーの中の最初の移動可能な階層式ボタンに置かれる。移動可能な階層式ボタンがない場合、キーは何の効果も持たない。 

[F10] キーは、キーボードを使ってメニュー・バーに移動するための、一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

3-34: 

キーボード・フォーカスが、アクティブでないポップアップ・メニューを持つ要素の中にあり、要素のコンテキストが、ポップアップ・メニューの表示を許す場合、アプリケーションはポップアップ・メニューの起動に [Menu] キーを使用する。位置カーソルは、メニューのデフォルト項目か、デフォルト項目がない場合は、ポップアップ・メニューの最初の移動可能な項目の上に置かれる。 

[Menu] キーは、キーボードからポップアップ・メニューを起動するための、一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

3-35: 

キーボード・フォーカスがオプション・ボタンの上にあるとき、アプリケーションは [Select] キーまたは [Space] キーを使って、オプション・メニューを固定表示する。位置カーソルは、オプション・メニューで以前に選択された項目の上に置かれる。オプション・メニューがまだプルダウンされたことがない場合、位置カーソルはメニューのデフォルト項目に置かれる。アクティブなオプション・メニューが存在する場合、[Return] キー、[Select] キー、または [Space] キーは、オプション・メニューの中の現在の項目を選択し、メニュー・システムを消去し、位置カーソルをオプション・ボタンに戻す。 

これらのキーは、キーボードからオプション・メニューを固定表示するための、アプリケーション間で一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

3-36: 

アプリケーションは下矢印キー、左矢印キー、右矢印キー、および上矢印キーを使用して、メニュー・システム内の項目を移動する。 

下矢印キー、左矢印キー、右矢印キー、および上矢印キーの方向キーは、メニュー・システムの項目間でナビゲーションするための、一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

3-37: 

メニュー上の移動アクションが、メニューまたはメニュー・バーの中の次の、あるいは前のコンポーネントに移動するとき、移動の順序と折り返しの動作は、フィールド内の対応するコンポーネント・ナビゲーションのアクションと同じである。 

この仕様により、メニュー上の移動と、フィールド内でのコンポーネント・ナビゲーションとの一貫性が実現される。 

必須 

3-38: 

アプリケーションが 2 次元メニューを使用する場合、メニューには階層式ボタンは含まれない。 

2 次元メニューに階層式ボタンがあると、ユーザはキーボードを使ってメニューのすべての要素にナビゲーションできなくなる。 

必須 

3-39: 

フォーカスがメニューまたはメニュー・バー・システムの中のコンポーネントの上にあるとき、下矢印キーは次の動作をする。 

  • コンポーネントが縦方向、または 2 次元メニューに含まれている場合は、下に向かって、次の移動可能なコンポーネントに移動する。必要ならば、メニュー内で折り返しを行う。

  • コンポーネントがメニュー・バーに含まれており、キーボード・フォーカスを持っているコンポーネントが階層式ボタンである場合は、関連付けられているプルダウン・メニューを固定表示し、メニューのデフォルト・エントリに移動する。メニューにデフォルト・エントリがない場合は、メニューの最初の移動可能なエントリに移動する。

この規則により、メニューまたはメニュー・バー・システム内での方向キーの動作の一貫性が実現される。 

必須 

3-40: 

フォーカスがメニューまたはメニュー・バー・システムの中のコンポーネントの上にあるとき、上矢印キーは次の動作をする。 

コンポーネントが縦方向、または 2 次元メニューに含まれている場合は、このアクションは上に向かって、1 つ前の移動可能なコンポーネントに移動する。必要ならば、メニュー内で折り返し、下矢印キーの場合とは反対方向に進む。 

この規則により、メニューまたはメニュー・バー・システム内での方向キーの動作の一貫性が実現される。 

必須 

3-41: 

フォーカスがメニューまたはメニュー・バー・システムの中のコンポーネントの上にあるとき、左矢印キーは次の動作をする。 

  • コンポーネントが縦方向、または 2 次元メニューに含まれており、左端にない場合は、左に向かって、前の移動可能なコンポーネントに移動する。

  • コンポーネントがメニュー・バーの左端にある場合は、メニュー・バーの中で折り返す。

  • コンポーネントが、縦方向、または 2 次元メニューの子である縦方向、または 2 次元メニューの左端にある場合は、現在のメニューを消去し、親の階層式ボタンに移動する。

  • コンポーネントが、メニュー・バーの子である縦方向、または 2 次元メニューの左端にある場合は、現在のメニューを消去し、メニュー・バーの前の移動可能なエントリに、左に向かって移動する。そのエントリが階層式ボタンである場合は、それに関連付けられているプルダウン・メニューを固定表示し、そのメニューのデフォルト・エントリに移動する。メニューにデフォルト・エントリがない場合は、メニューの最初の移動可能なエントリに移動する。

この規則により、メニューまたはメニュー・バー・システム内での方向キーの動作の一貫性が実現される。 

必須 

3-42: 

フォーカスがメニューまたはメニュー・バー・システムの中のコンポーネントの上にあるとき、右矢印キーは次の動作をする。 

  • コンポーネントが縦方向のメニューの階層式ボタンである場合は、それに関連付けられているプルダウン・メニューを固定表示し、そのメニューのデフォルト・エントリに移動する。メニューにデフォルト・エントリがない場合は、メニューの最初のトラバース可能なエントリに移動する。

  • コンポーネントがメニュー・バーまたは 2 次元のメニューに含まれており、右端にはない場合は、右に向かって、次のトラバース可能なコンポーネントに移動する。

  • コンポーネントがメニュー・バーの右端にある場合は、メニュー・バーの中で折り返す。

  • コンポーネントが階層式ボタンでなく、縦方向、または 2 次元メニューの右端にある場合、現在のメニューに、下矢印キーを押すと、それに関連付けられているプルダウン・メニューが固定表示されるような上位の階層式ボタン (一般にはメニュー・バー) がある場合は、最も近い上位の階層式ボタンからプルダウンされるメニュー・システムを消去し、その階層式ボタンから、右に向かって、次の移動可能なコンポーネントに移動する。そのコンポーネントが階層式ボタンである場合は、それに関連付けられているプルダウン・メニューを固定表示し、そのメニューのデフォルト・エントリに移動する。メニューにデフォルト・エントリがない場合は、メニューの最初の移動可能なエントリに移動する。

この規則により、メニューまたはメニュー・バー・システム内での方向キーの動作の一貫性が実現される。 

必須 

3-43: 

すべてのメニュー上の移動アクションは、メニューの固定表示を例外として、他のメニュー・エントリと同じようにティアオフ・ボタンにも移動する。 

ティアオフ・ボタンの移動には、他のメニュー項目の移動との一貫性がなければならない。 

必須 

3-44: 

アプリケーションが [F10]、[Menu]、または [Cancel] キーを使用して、メニュー・システム全体を消去する場合、クリック・フォーカス・ポリシーが使用されているならば、位置カーソルは、メニュー・システムが固定表示される前に位置カーソルを持っていたコンポーネントに戻される。 

以前に位置カーソルを持っていたコンポーネントに位置カーソルを戻すことにより、ユーザは作業を中断せずに再開できる。