共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

ポップアップ・メニュー


注 -

これらの要件は、英語ロケールの、左から右に書かれる言語環境にのみ適用されます。他のロケールについては、適当に修正を加える必要があります。


ポップアップ・メニューは、頻繁に使用される機能へのアクセスを提供し、共通デスクトップ環境のあらゆる場所で使われます。ポップアップ・メニューは、メニュー・バーで使用可能な複数のメニューのオプションを格納できます。たとえば、[ファイル] メニューと [編集] メニューの両方の項目を格納できます。

推奨 

by: 

アプリケーションは、データ区画内で選択可能なすべての要素について、ポップアップ・メニューを提供しなければならない。 

推奨 

bx: 

アプリケーションが、データ区画に適用される機能を提供し、その中に特定の要素がない場合は、頻繁に使用されるデータ区画機能を格納するポップアップ・メニューを用意する。このポップアップ・メニューには、マウス・ポインタが区画のバックグラウンドの上にあるか、区画の中の選択不可能な要素の上にあるときに BMenu を押すとアクセスできる。 

推奨 

cb: 

アプリケーションのポップアップ・メニューの中からアクセスできる機能は、ウィンドウ内に表示されるボタンや、メニュー・バーを介してアクセスされるメニューからもアクセスできる。 

推奨 

ca: 

アプリケーションのすべてのポップアップ・メニューは、そのメニューが実行する機能や、その対象となる要素を表すタイトルを持っている。 

オプション 

cd: 

ポップアップ・メニュー内の選択肢は、次のように並べられる。 

<[開く]、[保存]、および [属性] などのように、オブジェクトを管理する選択肢> 

----------- セパレータ ----------- 

<[カット]、[コピー]、および [ペースト] などのような標準編集選択肢> 

----------- セパレータ ----------- 

<その他の選択肢> 

オプション 

6-11: 

アプリケーションが一般的なポップアップ・メニュー・アクションを使用する場合、そのアクションは次の仕様に従って機能する。補足的なガイドラインについては cb: の項を参照すること。 

  • [属性 (P)]

    ユーザがコンポーネントの属性を設定するために使用できる属性ダイアログ・ボックスを表示します。

  • [元に戻す (U)]

    最後に実行したアクションを元に戻します。

  • [一次移動 (v)]

    一次セレクションの内容をコンポーネントに移動します。このアクションは編集可能なコンポーネントでのみ使用できます。

  • [一次コピー (y)]

    一次セレクションの内容をコンポーネントにコピーします。このアクションは編集可能なコンポーネントでのみ使用できます。

  • [一次リンク (n)]

    一次セレクションへのリンクをコンポーネントに作ります。このアクションは編集可能なコンポーネントでのみ使用できます。

  • [カット (t)]

    要素をカットしてクリップボードに入れます。選択でメニューがポップアップされている場合は、選択全体をカットしてクリップボードに入れます。

  • [コピー (C)]

    要素をコピーしてクリップボードに入れます。選択でメニューがポップアップされている場合は、選択全体をコピーしてクリップボードに入れます。

  • [リンクのコピー (k)]

    要素のリンクをクリップボードにコピーします。選択でメニューがポップアップされている場合は、選択全体へのリンクをコピーしてクリップボードに入れます。

  • [ペースト (P)]

    クリップボードの内容をコンポーネントにペーストします。このアクションは編集可能なコンポーネントでのみ使用できます。

  • [リンクのペースト (L)]

    クリップボードの内容のリンクをコンポーネントにペーストします。このアクションは編集可能なコンポーネントでのみ使用できます。

  • [消去 (e)]

    クライアント領域の選択された部分のデータを、クリップボードにコピーすることなく削除します。選択でメニューがポップアップされた場合は、選択を削除します。

  • [削除 (D)]

    クライアント領域の選択された部分のデータを、クリップボードにコピーすることなく削除します。選択でメニューがポップアップされた場合は、選択を削除します。

 

 

  • [すべてを選択 (S)]

    一次セレクションを、ポップアップ・メニューの属するコレクションのすべての要素として設定します。

  • [選択をすべて解除 (l)]

    ポップアップ・メニューの属するコレクションの現在の選択を解除します。

  • [ペーストされたものを選択 (a)]

    ポップアップ・メニューの属するコレクションにペーストされた最後の要素を一次セレクションとして設定します。

  • [再選択 (R)]

    ポップアップ・メニューの属するコレクションで最後に選択された要素を一次セレクションとして設定します。このアクションは、永続的な選択をサポートしないコンポーネントで、現在の選択が空である場合にのみ使用できます。

  • [プロモート (m)]

    現在の選択を一次セレクションにプロモートします。このアクションは、永続的な選択をサポートするコンポーネントでのみ使用できます。

推奨 

cc: 

選択可能なオブジェクトのポップアップ・メニューは、該当するアクションが実際にアプリケーションによってサポートされているならば、次に示す機能を持つ選択肢を格納しなければならない。このガイドラインは 6-11 項を補足するものである。 

  • [移動先 (M)...]

    ユーザは、選択したオブジェクトをフォルダに移動できます。希望のフォルダを選択するためのファイル選択ダイアログ・ボックスが表示されます。

  • [コピー先 (C)...]

    ユーザは、選択したオブジェクトをフォルダにコピーできます。希望のフォルダを選択するためのファイル選択ダイアログ・ボックスが表示されます。

  • [ワークスペースに置く (t)]

    ユーザは選択したオブジェクトのリンクを、現在のワークスペースの共通デスクトップ環境に置くことができます。

  • [削除 (D)]

    選択されたオブジェクトを削除します。オブジェクトを実際に削除する前に、確認ダイアログ・ボックスがユーザに表示されます。

  • [ヘルプ (H)...]

    選択されたオブジェクトの型に関連するヘルプ・ウィンドウが表示されます。

必須 

6-12: 

ポップアップ・メニューが選択のコンテキストでポップアップされる場合、要素に作用するアクションは、選択全体に作用する。 

選択のコンテキストでは、ポップアップ・メニュー・アクションは選択全体に影響を与えます。