共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

ttmedia_Deposit

Tt_status   ttmedia_Deposit(    Tt_message              load_contract,
                                const char *            buffer_id,
                                const char *            media_type,
                                const unsigned char *   new_contents,
                                int                     new_len,
                                const char *            pathname,
                                XtAppContext            app2run,
                                int                     ms_timeout );

ttmedia_Deposit 関数は Deposit 要求を送信して、Edit、Compose、Open などの Media Exchange load_contract 要求の変換対象であったドキュメントにチェックポイントを設定します。

この関数は Deposit 要求を作成して送信し、その要求が成功したか失敗したかを返します。

要求が送信されると、app2runms_timeout は、応答を待つために、tttk_block_while() 関数に渡されます。

表 A-21 ttmedia_Deposit が返す可能性のあるエラー

エラーの値 

説明 

TT_ERR_NOMP

ttsession プロセスを使用できません。ToolTalk サービスは、ttsession が実行されていない場合はその再起動を試みます。このエラーは、ToolTalk サービスがインストールされていないか、正しくインストールされていないかのどちらかを示します。 

TT_ERR_PROCID

指定されたプロセス識別子が旧式か、無効です。 

TT_ERR_NOMEM

オペレーションを実行するのに十分なメモリがありません。 

TT_ERR_OVERFLOW

ToolTalk サービスが受信したメッセージの数が、正しく処理可能なアクティブ・メッセージの最大数 (2000) に達しました。 

TT_ERR_DBAVAIL

ToolTalk サービスが、このオペレーションに必要な ToolTalk データベースにアクセスできませんでした。 

TT_ERR_DBEXIST

ToolTalk サービスが、指定された ToolTalk データベースを予期した場所で見つけることができませんでした。 

TT_DESKTOP_ETIMEOUT

指定されたタイムアウト時間内に応答を受信しませんでした。 

TT_ERR_POINTER

パス名が NULL、または ToolTalk エラー・ポインタです。