共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

オブジェクト指向メッセージ方式

オブジェクト指向メッセージは、アプリケーションが管理するオブジェクトにアドレス指定されます。オブジェクト指向メッセージを作成するアプリケーションは、指定されたオブジェクトか特定の型のオブジェクトのどちらかにそのメッセージをアドレス指定します。オブジェクト指向メッセージ方式は、現在オブジェクトを使用しているアプリケーション、またはオブジェクトを対象として設計されたアプリケーションに対して特に便利です。既存のアプリケーションがオブジェクト指向でない場合は、ToolTalk サービスを使うと、アプリケーションがアプリケーションのデータの一部をオブジェクトとして識別するので、これらのオブジェクトに関する通信ができるようになります。


注 -

ToolTalk オブジェクト指向メッセージ・インタフェース用にコーディングされたプログラムは、ソースコードを変更しなければ CORBA 準拠のシステムに移植できません。