Solaris スマートカードの管理

サーバーデーモンの状態のチェック

スマートカードは、スマートカードサーバー ocfserv と AMI サーバー amiserv という 2 種類のデーモンを利用して機能しています。Solaris 8 のインストール後にマシンを起動すると、ocfservamiserv が自動的に実行されます。カードリーダーを設定する前に、スマートカードを使用するすべてのホスト上でこれらのデーモンの状態をチェックしてください。

ocfservamiserv のデーモンを起動するには
  1. カードリーダーが必要な各ホストにスーパーユーザーとしてログインします。

  2. 次のように入力して、 ocfserv が実行中であることを確認します。


    # ps -ef | grep ocfserv
    

    grep により、次のような出力が得られます。


    root   228     1  0 16:31:17 ?        0:00 /usr/sbin/ocfserv
    -p com.sun.opencard.utils.OCFPropertyFileLoader

    このような出力が得られない場合は、ocfserv デーモンを再起動する必要があります。

  3. 次のように入力して、 amiserv が実行中であることを確認します。


    # ps -ef | grep amiserv
    

    grep により、次のような出力が得られます。


    root   229     1  0 16:16:47 ?        0:00 /usr/lib/security/amiserv
    

    このような出力が得られない場合は、amiserv デーモンを再起動する必要があります。

  4. 次のように入力して、これらのデーモンを起動します。


    # /etc/init.d/ocfserv start
    # /etc/init.d/amiserv start
    
ocfservamiserv のデーモンを停止するには

必要に応じて、実行中の ocfservamiserv のデーモンを完全に停止できます。

  1. 次のように入力して、デーモンを停止させます。


    # /etc/init.d/ocfserv stop
    # /etc/init.d/amiserv stop
    

注 -

ocfservamiserv のデーモンの詳細については、ocfserv(1M) のマニュアルページを参照してください。