このデバッグ属性を設定すると、ホスト上でスマートカードの動作をデバッグできます。指定によって、Solaris スマートカードは、標準的なデバッグ機能と詳細なトレース機能を提供します。デフォルトでは、ocfserv には次のデバッグ属性が定義されています。
debugging.filename = /tmp/ocf_debugfile debugging = 0 OpenCard.trace |
/tmp/ocf_debugfile はデバッグ情報が入ったファイルの名前です。
デフォルトのデバッグレベル 0 は、デバッグがオフになっていることを示しています。レベル 1 はデバッグがオンになっていることを示しています。
次のように入力して、デバッグを有効にします。
# smartcard -c admin -x modify debugging=1 |
(オプション) 次のように入力して、ocfserv のデバッグファイルの位置を変更します。
# smartcard -c admin -x modify debugging.filename=filename |
この場合の filename は、デバッグファイルの完全修飾名です。
(オプション) 次のように入力して、ocfserv によるオープンカードシステムのトレースを開始します。
# smartcard -t debug debug_level |
この場合の debug_level は、0 〜 9 の値になります。
Solaris スマートカードのデバッグに関する完全な情報については、smartcard(1M) のマニュアルページを参照してください。