スマートカードは再使用できます。以前に初期化したスマートカードで別のユーザーやアプリケーションをサポートしたい場合、このカードの内容を消去できます。カードの内容を消去する手順は、サポートされている 2 種類の外部カードリーダーのうちどちらを使用するかによって異なります。
スマートカードの内容を消去する前に、この内容を本当に消去してもかまわないかどうか再確認してください。次の手順を実行すると、カード上のすべての情報が削除されます。
消去しようとしている iButton がリーダーに挿入されていることを確認します。
次のように入力して、現在接続されている iButton リーダーの名前を一覧表示します。
# smartcard -c admin |
表示された結果の中から OpenCard.terminals で始まる行を探します。
ユーザーが覚えやすいように割り当てた名前 (等号 (=) から 2 番目の値) がこの処理に必要な iButton リーダー名です。
OpenCard.terminals = com.ibutton.oc.terminal.jib.iButtonCardTerminalFactory|iButtonAdapter| |
この例の場合、該当する名前は iButtonAdapter です。この名前は次の手順で使用します。
次のように入力して、iButton を消去します。
# smartcard -c load -r user_friendly_name -u -A A000000062030400 |
Sun Smart Card Reader I に挿入されている CyberFlex または PayFlex のスマートカードから明示的にデータを消去することはできません。代わりに、SolarisAuthApplet.capx ファイルを再度読み込むことでカードの内容を消去できます。