Solaris WBEM Services の管理

init.wbem コマンド

/etc/init.d/init.wbem start | stop

init.wbem ユーティリティは、インストール中や、システムのリブートのたびに自動的に起動されます。このユーティリティは CIM Boot Manager (cimomboot) を起動します。これは WBEM クライアントからの接続要求を待つプロセスです。クライアントが接続を要求すると、cimomboot プログラムが Common Information Model (CIM) Object Manager を起動します。一般には CIM Object Manager を停止する必要はありませんが、既存のプロバイダを変更する場合は、そのプロバイダを使用する前に CIM Object Manager を停止してから再起動する必要があります。

init.wbem コマンドには 2 つの引数があります。

init.wbem スクリプトは /etc/init.d ディレクトリにインストールされています。init.wbem スクリプトはシステムのリブート時に実行されますが、これ以外にも init state 2 に入ったときに /etc/rc2.d/S90wbem start によって実行され、init state 0 に入ったときに /etc/rc0.d/K36wbem stop によって実行されます。