この節では、「ミラー情報」ウィンドウを使用して、ミラーオプションの表示と変更を行う方法について説明します。
ミラーのパス番号や読み書きのオプションを変更することができます。
ミラーオプションは、ミラーの実行中でも変更が可能です。
サブミラーとして使用されるストライプの飛び越し値を変更する必要がある場合は、「ミラー内のストライプの飛び越し値を変更する方法 (DiskSuite ツール)」を参照してください。
設定可能なミラーオプションを、表 4-2 に示します。
表 4-2 ミラーオプション
「ミラー情報ウィンドウ」を使用すれば、読み書きオプション、リブート中にミラーが再同期される順序、サブミラーにホットスペアがあるかどうかなど、ミラーに関するオプションを設定できます。
前提条件 (「DiskSuite オブジェクトを変更するための前提条件」) を満たし、予備情報 (「ミラーオプションを変更するための予備情報」) を読んだことを確認する。
オブジェクトリストから既存のミラーオブジェクトをダブルクリックする。
ミラーオブジェクトがキャンバスに表示されます。
ミラーオブジェクトのポップアップメニューを表示し、「情報」を選択する。
「ミラー情報」ウィンドウが表示されます。
希望のオプションを変更する。
ミラーオプションについては、表 4-2 を参照してください。ミラーオプションを変更したら、「閉じる」をクリックします。
ミラーオブジェクトの先頭の矩形をクリックし、「確定」をクリックする。
コンフィグレーションログを表示して、変更内容が確定されたことを確認する。
「DiskSuite オブジェクトを変更するための前提条件」に記載の前提条件と 「ミラーオプションを変更するための予備情報」の予備情報をチェックしてから、metaparam(1M) コマンドを使用して、ミラーオプションの表示と変更を行います。ミラーオプションについては、表 4-2 を参照してください。詳細については、metaparam(1M) のマニュアルページを参照してください。
# metaparam -r geometric d30 # metaparam d30 d30: mirror current parameters are: Pass: 1 Read option: geometric (-g) Write option: parallel (default) |
-r オプションは、ミラーの読み取りオプションを geometric (ジオメトリック) に変更します。
# metaparam -w serial d40 # metaparam d40 d40: mirror current parameters are: Pass: 1 Read option: roundrobin (default) Write option: serial (-S) |
-w オプションは、ミラーの書き込みオプションを serial (逐次的) に変更します。
# metaparam -p 5 d50 # metaparam d50 d50: mirror current parameters are: Pass: 5 Read option: roundrobin (default) Write option: parallel (default) |