この節では、SPARCstorage Array をシステムディスク (ブートデバイス) として機能させる方法について説明します。
SPARCstorage Array に関する最小限のブート条件を次に示します。
Solaris 2.5
ホストの SOC カードの Fcode のリビジョン:1.52 以降
SPARCstorage Array の Firmware のリビジョン:3.12 以降
Fcode のリビジョンを更新またはチェックするためには、SPARCstorage Array CD の専用サブディレクトリに提供される、fc_update プログラムを使用します。
詳細については、SPARCstorage Array のマニュアルを参照してください。
SPARCstorage Array ディスクをブートプロセスの早い段階で使用可能にするには、次の forceload エントリを /etc/system ファイルに追加します。これは、SPARCstorage Array をシステムディスク (ブートデバイス) として機能させるために必要です。
*ident "@(#)system 1.15 92/11/14 SMI" /* SVR4 1.5 */ * * SYSTEM SPECIFICATION FILE * ... * forceload: * * これらのモジュールは、最初の参照時ではなく、ブート時 (ルートファイル * システムをマウントする直前) にロードさせる。なお、forceload は、ディレ * クトリを含んだファイル名を要求する。また、モジュールをロードすること * は、必ずしもモジュールがインストールされることを意味しない。 * forceload: drv/ssd forceload: drv/pln forceload: drv/soc ... |
SPARCstorage Array ディスク上にルート (/) ミラーを作成する場合、metaroot(1M) コマンドを実行すると、上記のエントリが自動的に /etc/system ファイルに置かれます。