Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

例 - ミラーを使用してトランスメタデバイスを作成する方法


# umount /home1
# metainit d64 -t d30 d12
d64: Trans is setup
(ファイルシステムがトランスメタデバイスを参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集する)
# mount /home1

ミラー d30 には、/home1 にマウントされたファイルシステムが収められています。ロギングデバイスを収めるミラーは d12 です。最初に、ファイルシステムがマウント解除されます。-t オプションを付けた metainit コマンドは、トランスメタデバイス d64 を作成します。

次に、/etc/vfstab ファイル内でファイルシステムをマウントする 行を変更して、トランスメタデバイスを参照するようにします。たとえば、次の行は、


/dev/md/dsk/d30 /dev/md/rdsk/d30 /home1 ufs 2 yes -

次のように変更してください。


/dev/md/dsk/d64 /dev/md/rdsk/d64 /home1 ufs 2 yes -

ファイルシステムが再マウントされると、ファイルシステムのロギングが有効になります。

以降のファイルシステムの再マウントやシステムのリブートでは、ファイルシステムをチェックする代わりに、fsck(1M) がメタデバイス用のロギングメッセージを表示します。


# reboot
...
/dev/md/rdsk/d64: is logging