「DiskSuite オブジェクトを作成するための前提条件」の前提条件と 「ストライプと連結を作成するための予備情報」の予備情報をチェックした後で、metainit(1M) コマンドを使用して連結を作成します。詳細については、metainit(1M) のマニュアルページを参照してください。
既存のファイルシステムやデータでは、この作業を使用しないでください。ファイルシステムやデータベースなど、既存のデータを連結するには、「既存のデータを含むスライスの拡張方法 (コマンド行)」を参照してください。
次の例では、既存のデータを含まない連結を作成します。
# metainit d25 2 1 c0t1d0s2 1 c0t2d0s2 d25: Concat/Stripe is setup |
この例では、それぞれが 1 つのスライス (各スライスの前にある数字 1) から成る、2 つの「ストライプ」(数字 2) で構成される連結 d25 を作成します。システムは、連結方式オブジェクトが設定されたことを確認します。
# metainit d40 4 1 c0t1d0s2 1 c0t2d0s2 1 c0t2d0s3 1 c0t2d1s3 d40: Concat/Stripe is setup |
この例では、それぞれが 1 つのスライス (各スライスの前にある数字 1) から成る、4 つの「ストライプ」(数字 4) で構成される d40 と呼ばれる連結を作成します。システムは、連結方式オブジェクトが設定されたことを確認します。
ファイルシステムに対して新しく作成された連結を準備するには、「メタデバイス上にファイルシステムを作成する方法 (コマンド行)」を参照してください。データベースなど、raw メタデバイスを使用するアプリケーションには、メタデバイスを認識する独自の方法が必要です。