Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

SPARCstorage Array トレイの交換方法

SPARCstorage Array トレイに関する作業が終了したら、シャーシ内のトレイを交換します。ディスクは自動的に起動します。

しかし、ディスクが起動に失敗した場合は、DiskSuite ツール (または ssaadm コマンド) を使用して、トレイ全体を手作業で起動することができます。SPARCstorage Array 内の起動ドライブ間には、若干の遅延 (数秒) があります。

ディスクが起動したら、オフラインに設定されていたサブミラーをすべてオンラインにする必要があります。サブミラーをオンラインにすると、最適化された再同期動作によって、サブミラーは自動的に最新の状態となります。最適化された再同期では、サブミラーがオフラインであったときに変更されたディスク領域だけがコピーされます。これは一般に、サブミラー容量全体のごく一部にすぎません。状態データベースの複製もすべて交換して、ホットスペアに追加することが必要です。


注 -

metaoffline ではなく、metadetach(1M) を使用してサブミラーを切断した場合、サブミラー全体を再同期しなければなりません。この場合、一般的にデータ 1G バイトあたりおよそ 10 分かかります。