Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

DiskSuite コマンド行のメッセージ

この節では、DiskSuite のコマンド行インタフェースで表示されるエラーメッセージとログメッセージについて解説します。

コマンドの使い方に関するエラーや単純なエラーメッセージは除外してあります。DiskSuite のコマンド行エラーメッセージは、次の形式で出力されます。


program name:    host:    [optional1:]    name:    [optional2]:
error message...

各変数の意味は次のとおりです。

以下のリストでは、各エラーメッセージの最後の部分 (error message...) のみを記載してあります。

最後の方に記載してあるログメッセージは、次のカテゴリに分類されています。

エラーメッセージ

DiskSuite から返されるコマンド行のエラーメッセージを、アルファベット順に示します。メッセージの前には、前項で説明したような情報が表示されます。メッセージ中には、次のような情報が含まれています。


add or replace failed, hot spare is already in use

追加または交換しようとしているホットスペアは、すでにホットスペア集合に存在します。


administrator host nodename can't be deleted, other hosts still in
set. Use -f to override

ディスクセットを持つホストは削除できません。-f オプションでこの制限を無効にする必要があります。-f オプションを使用すると、ディスクセットに関する情報が、ローカルホストからすべて削除されます。この変更は、ディスクセット内の他のホストには通知されません。


administrator host nodename deletion disallowed in one host admin
mode

このコマンドを実行したホストは管理ホストです。アクセスできないホストがディスクセット中にある場合、このホストはディスクセットから削除することはできません。


already has log

指定したメタトランスデバイスには、すでにロギングデバイスが追加されています。


already used in metadevice

指定したコンポーネントは、metadevice 内で使用されています。


attempt to detach last running submirror

最後のサブミラーを切断しようとしました。この処理が行われると、ミラーは使用できなくなります。DiskSuite では、最後のサブミラーに対して metadetach コマンドを実行することはできません。


attempt an operation on a submirror that has erred components

データが含まれているサブミラーをオフラインにしようとしたか、または切断しようとしました。その他のサブミラーのコンポーネントにエラーが発生しました。この処理が行われると、ミラーは使用できなくなります。


attempt an operation on a submirror in illegal state

オフラインにしようとしたサブミラーの状態が Okay でなかったか、またはオンラインにしようとしたサブミラーの状態がオフラインではありません。状態が Okay でないサブミラーをオフラインにする場合は、-f オプションを使用してください。


attempt to replace a component on the last running submirror

1 面ミラーのコンポーネントを交換しようとしました。


attempted to clear mirror with submirror(s) in invalid state

metaclear コマンドを実行しようとしたメタミラーに、Okay 以外の状態 (Needs maintenance 状態) のサブミラーがあります。メタミラーをクリアする必要がある場合、サブミラーもクリアしなければなりません。-r (再帰的) オプションを指定してすべてのサブミラーをクリアするか、または -f (強制) オプションを指定して、Needs maintenance 状態のサブミラーを含むメタミラーをクリアします。


can't attach labeled submirror to unlabeled mirror

ラベル付きサブミラーを、ラベルのないミラーに追加しようとしました。ラベル付きメタデバイスとは、先頭のコンポーネントがシリンダ 0 から始まっているデバイスです。サブミラーのラベルが破損されるのを防ぐために、ラベル付きのサブミラーをラベルのないミラーに追加することはできません。


can't find component in unit

交換または使用可能にしようとしたコンポーネントが、指定したメタデバイス内に存在しません。


can't find submirror in mirror

サブミラーに対して metaonline(1M)、metaoffline(1M)、metadetach(1M) のいずれかを実行しようとしました。指定したメタミラーにサブミラーが追加されていないので、これらのコマンドは実行されません。


can't include device dev, it already exists in dnum

新規のメタデバイスで使用するデバイス dev が、メタデバイス dnum ですでに使用されています。


can't include device dev, it overlaps with a device in dnum

新規のメタデバイスで使用するデバイス dev が、メタデバイス dnum の下位デバイスと重複しています。


cannot delete the last database replica in the diskset

ディスクセット内で最後のデータベース複製を削除しようとしました。ディスクセットからすべてのデータベース複製を削除するには、ディスクセットのドライブをすべて削除する必要があります。


cannot enable hotspared device 

現在ホットスペアになっている下位デバイスに対して、metareplace -e を実行しようとしました。ホットスペアコンポーネントを有効にしてください。


can't modify hot spare pool, hot spare in use

サブミラーに関連付けられているホットスペア集合を修正しようとしましたが、現在サブミラーが集合内のホットスペアを使用しています。


checksum error in mddb.cf file

/etc/lvm/mddb.cf ファイルが破損しているか、ユーザーが編集しました。このファイルに含まれているチェックサムが正しくありません。mddb.cf ファイルとデータベース複製を削除し、データベース複製を再度追加してください。


component in invalid state to replace ¥
     - replace "Maintenance" components first

データのコピーが含まれている唯一のコンポーネントを交換しようとしました。他のサブミラーのコンポーネントにはエラーが発生しています。この処理が行われると、ミラーは使用できなくなります。


data not returned correctly from disk

最初に状態データベースが作成されると、その状態データベースが読み取られ、正確に作成されたかどうかが確認されます。読み取ったデータと書き込んだデータが同一でない場合に、このメッセージが表示されます。このエラーは、デバイスエラーが通知されないときに発生します。


device not in set

共有メタデバイスまたは共有ホットスペア集合のコンポーネントを使用しようとしましたが、そのコンポーネントのドライブがディスクセット内に含まれていません。


device in shared set

ローカルメタデバイスまたはローカルホットスペア集合のコンポーネントを使用しようとしましたが、そのコンポーネントのドライブがディスクセット内に含まれていません。ローカルディスクセット内のドライブはすべて、共有ディスクセットに含まれていません。


device is too small

ストライプのコンポーネントが、md.tab ファイル内で -i フラグによって指定した飛び越し走査値より小さくなっています。


device size num is too small for metadevice database replica

データベースの複製を保存しようとしたパーティションに、必要な容量がありません。


devices were not RAIDed previously or are specified in the wrong order

RAID デバイスに対して、-k オプションを付けて metainit を実行しようとしました。RAID デバイスの一部でないデバイスがあるかまたは、元と違う順序でデバイスが指定されています。


drive drivename is in set setname

すでにディスクセット setname に含まれているドライブ drivename を追加しようとしました。


drive drivename is in use

ドライブ drivename をディスクセットに追加しようとしましたが、ドライブのスライスが使用中です。


drive drivename is not common with host nodename

ドライブ drivename をディスクセットに追加しようとしましたが、デバイス名またはデバイス番号が、ローカルホストと指定した nodename とで一致していません。または、ドライブが両方のホストに物理的に接続されていません。


drive drivename is not in set

ドライブ drivename をディスクセットから削除しようとしましたが、指定したドライブがディスクセットに含まれていません。


drive drivename is specified more than once

同じドライブ名 drivename がコマンド行で複数回指定されています。


driver version mismatch

DiskSuite パッケージのバージョンが、ユーティリティとドライバとで異なります。最後に追加された SUNWmd パッケージのインストールが完全でないか (pkgchk(1M) を実行してください)、または DiskSuite がインストールされているシステムを、インストール後にリブートしていないことが原因と考えられます。


failed to take ownership of a majority of the drives

ドライブの大部分が予約できませんでした。複数のホストが同時に同じディスクセットの所有権を取得しようとしている可能性があります。1 台のホストが所有権を取得することができますが、その他のホストに対してはこのメッセージが出力されます。


growing of metadevice delayed

サブミラーの拡張は、ミラーの再同期処理が終了するまで行われません。メタミラーは、再同期処理が終了すると自動的に拡大されます。


has a metadevice database replica

使用しようとしたコンポーネント (ホットスペアなど) に、データベースの複製が含まれています。


host nodename already has a set numbered setnumber

ホスト nodename を追加しようとしたディスクセットの setnumber が重複しています。両方のホストを含むディスクセットを新規に作成するか、または重複するディスクセットを 1 つ削除します。


host nodename already has set

ホスト nodename を追加しようとしたディスクセットと同じ名前のディスクセットがもう 1 つあります。ディスクセットをどちらか削除して、別の名前のディスクセットを作成してください。


host nodename does not have set

ホストまたはドライブをディスクセットから削除しようとしましたが、ホスト nodename から確認するディスクセットの内容が矛盾しています。このホストは、-f オプションを指定して強制的に削除することができます。


host nodename is already in the set

追加しようとしたホスト nodename は、すでにディスクセット内にあります。


host nodename is modifying set - try later or restart rpc.metad

他のユーザーと同時にディスクセットの処理を行おうとしたか、または直前の処理でコアが作成されたため、ホスト nodenamerpc.metad デーモンを再起動する必要があります。


host nodename is not in the set

削除しようとしたホスト nodename は、ディスクセット内にありません。


host nodename is specified more than once

同じホスト nodename がコマンド行で複数回指定されています。


host name nodename is too long

ホスト nodename の名前が長すぎます。


hotspare doesn't exist

操作を行おうとしたホットスペアが存在していません。


hotspare in use

操作を行おうとしたホットスペアが使用中です。


hotspare isn't broken, can't enable

使用可能にしようとしたホットスペアは、破損していません。


hotspare database create failure

メタデバイスの状態データベースにホットスペアのレコードを作成しようとしましたが、失敗しました。metadb -i を実行して原因を調べてください。


hotspare pool database create failure

メタデバイスの状態データベースにホットスペア集合のレコードを作成しようとしましたが、失敗しました。metadb -i を実行して原因を調べてください。


hotspare pool is busy

ホットスペア集合を削除しようとしましたが、その集合に対応するすべてのホットスペアが削除されていません。


hotspare pool is referenced

削除しようとしたホットスペア集合が、メタデバイスに関連付けられています。


hotspare pool in use

メタデバイスとの関連付けが解除されていないホットスペア集合に対して metaclear(1M) を実行しようとしました。


hotspare pool is already setup

作成しようとしたホットスペア集合がすでに存在しています。


illegal option

指定したメタデバイスやコマンドに対して無効なオプションを使用しようとしました。


in Last Erred state, errored components must be replaced

交換しようとした、または有効にしようとしたコンポーネントが Last Erred 状態のミラー内にあり、その他のコンポーネントは Erred 状態になっています。まず、Erred 状態のコンポーネントをすべて交換するか有効にする必要があります。


invalid RAID configuration

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切な RAID デバイスの構成エントリに対して metainit を実行しようとしました。


invalid argument

指定したメタデバイスやコマンドに対して無効な引数を使用しようとしました。


invalid column count

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切な RAID デバイスの構成エントリに対して metainit を実行しようとしました。具体的には、-o オプションに対する引数が無効です。


invalid interlace

メタデバイスの構成を定義する行で -i オプションの後に指定した飛び越し走査値は、サポートされていません。飛び越し走査値は、数値 (8、16、32) の後ろに -k (キロバイト)、-m (メガバイト)、-b (ブロック) を付けて指定します。単位は大文字でも小文字でもかまいません。100 MB より大きい飛び越し走査値を指定した場合にも、このメッセージが表示されます。


invalid mirror configuration

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なミラー構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


invalid pass number

ミラーのパス番号が 0 〜 9 までの値になっています。


invalid stripe configuration

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なストライプ構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


invalid trans configuration

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なトランスの構成エントリに対して metainit を実行しようとしました。


invalid write option

無効なミラー書き込みオプションに変更しようとしました。"serial" または "parallel" を使用してください。


invalid hotspare pool

md.tab ファイルのメタデバイス構成エントリに -h hspnnn が指定されており、そのホットスペア集合に対して、metainit が実行されていません。


invalid read option

同じメタミラーに -r-g オプションの両方を指定しました。


invalid unit

metattach に渡されたメタデバイス (サブミラー)は、すでにサブミラーになっています。メタデバイスは、すでに他のメタミラーのサブミラーになっている可能性があります。


is a metadevice

使用中のデバイスはメタデバイスですが、物理コンポーネントでなければなりません。


is mounted on

メタデバイス構成内のデバイスにファイルシステムがマウントされています。


hostname is not a nodename, but a network name

ホストをディスクセットに追加しようとしましたが、/etc/nodename ファイルに記述されているノード名で指定されていません。


is swapped on

メタデバイス構成内のデバイスが、現在 swap デバイスとして使用されています。


maximum number of nodenames exceeded

ディスクセットに設定できる数以上のホストを追加しようとしました。


maxtransfer is too small

RAID デバイスにコンポーネントを追加しようとしましたが、このコンポーネントは、maxtransfer が RAID デバイス内の他のコンポーネントよりも小さいです。


metadevice in use

サブミラーが含まれているメタミラーに対して metaclear を実行しないで、サブミラーに metaclear(1M) を実行しようとしました。


metadevice is open

metattach に渡されたメタデバイス (サブミラー) がすでにメタデバイスとしてオープン (使用) されています。


num1 metadevice database replicas is too many; the maximum is num2

追加するデータベースの数 (num1) が、最大数 (num2) を超えています。


metadevice database has too few replicas, can't create new
records

メタデバイス状態データベース内にメタデバイスレコードを作成できませんでした。metadb -a を実行してデータベース複製を追加してください。


metadevice database is full, can't create new records

メタデバイス状態データベース内にメタデバイスレコードを作成できませんでした。 metadb -a (および -s) を実行してより大きなデータベース複製を追加し、その後に小さな複製を削除してください。


metadevice database replica exists on device

使用する (ホットスペアの) コンポーネントにデータベースの複製が含まれています。


metadevice is temporarily too busy for renames

オープン状態 (使用中) のメタデバイスをリネームしようとしました。このメタデバイスは、マウントまたは swap されているか、もしくはアプリケーションやデータベースによって raw デバイスとして使用されています。メタデバイスをリネームするには、まず最初にそれがオープン状態でない、つまり使用されていないことを確認してください。このエラーメッセージは、トランスメタデバイス番号を切り替えたり、トランスメタデバイス番号を接続されているロギングデバイスと切り替えるときに -f オプションを指定し忘れたときにも表示されます。


mirror has maximum number of submirrors

サポートされている数を超えてサブミラーを追加しようとしました。サブミラーは 3 つまで作成することができます。


must be owner of the set for this command

ディスクセットの所有者でないホスト上のディスクセットまたは共有メタデバイスに対して、処理を実行しようとしました。


must have at least 2 databases (-f overrides)

データベースの複製を削除すると、データベース複製の数が 1 つだけになってしまいます。この制限を無視するには、-f オプションを使用します。


must replace errored component first

交換するまたは有効にするミラーの状態が Last Erred で、他のコンポーネントの状態が Erred になっています。まず Erred 状態のコンポーネントをすべて交換するかまたは有効にしてください。


no available set numbers

作成できる数を超えてディスクセットを作成しようとしました。


no hotspare pools found

metahs-all 引数が付いていますが、この処理に該当するホットスペア集合がありません。


no metadevice database replica on device

削除しようとするデータベース複製が存在していません。


no such set

存在しないディスクセット名を使用して、ディスクセットまたは共有デバイスを処理しようとしました。


nodename of host nodename creating the set must be included

ローカルホスト名をディスクセットに追加せずに、ローカルホストにディスクセットを作成しようとしました。


not a disk device

指定したコンポーネント名がディスクのデバイス名ではありません。たとえば、CD-ROM デバイスには、ディスクデバイスの特性がありません。


not enough components specified

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なストライプ構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


not enough stripes specified

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なトランス構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


not enough submirrors specified

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なミラー構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


not in local set

ローカルメタデバイスまたはローカルホットスペア集合を作成するためのコンポーネントのドライブが、共有ディスクセットに含まれています。


not a metadevice

指定したデバイスがメタデバイスではありません。メタデバイス名を指定する必要があります。


only slice 7 is usable for a diskset database replica

共有ディスクセットのデータベース複製を、スライス 7 以外のコンポーネントに追加しようとしました。


only the current owner nodename may operate on this set

ディスクセットの所有者ではないホスト上のディスクセットまたは共有メタデバイスに対して、処理を実行しようとしました。


only valid action is metaclear

RAID デバイスの初期化に失敗しました。metaclear コマンドで RAID デバイスをクリアしてください。


operation would result in no readable submirrors

データの唯一のコピーが含まれているコンポーネントまたはサブミラーに対して、処理を実行しようとしました。他のサブミラーのコンポーネントには、エラーが発生しています。この処理が行われると、ミラーは使用できなくなります。


operation requires -f (force) flag

RAID デバイス内のコンポーネントの状態が Maintenance または Last Erred であるため、この処理を実行するには強制フラグ (-f) が必要になります。


overlaps with device in metadevice

メタデバイスまたはホットスペア集合では、スライスを重複させることはできません。


replace failure, new component is too small

古いコンポーネントと交換するコンポーネントが小さいため、metareplace が失敗しました。


reserved by another host

現在予約されているドライブをディスクセットに追加しようとしました。


resync in progress

指定したメタミラーで再同期処理が行われていたため、ミラー処理ができませんでした。再同期処理が終了したらミラー処理をもう一度行なってください。


rpc.metad: permission denied

ユーザーはディスクセット内の他のシステム上で遠隔処理を実行する権限を持っていません。遠隔アクセス権を設定する必要があります。


set setname is out of date - cleaning up - take failed

他のホストに対してディスクセット setname は古いデータなので、使用することができません。このエラーは、ホストの管理を行なった後に発生します。


set lock failed - bad key

別の DiskSuite コマンドが実行されていてディスクセットをロックしているか、ディスクセット内の 1 つのホスト上でディスクセットをロック解除せずに DiskSuite コマンドが中止されています。ディスクセット内のホスト上で実行されている DiskSuite コマンドが他にないことを確認します。すべてのホストを確認して、他のコマンドをすべてのホスト上で完了させてから、失敗したコマンドを再試行します。他に実行中の DiskSuite がないときにエラーメッセージが表示される場合は、ディスクセット内のすべてのホスト上で、rpc.metad を終了し、再開してください。必ず、rpc.metad がすべてのホスト上で実行されていることを確認してから、コマンドを再試行してください。


set name contains invalid characters

ディスク名の指定に不適切な文字が含まれています。


set name is in-use or invalid on host nodename

選択したディスク名が、すでにホスト nodename で使用されているか、または、ディスクセット名に不適切な文字が含まれています。


set name is too long

作成するディスクセットの名前の文字数が多すぎます。


set unlock failed - bad key

ディスクセットがロックされており、ユーザーはキーを持っていません。別の DiskSuite コマンドが実行されていてディスクセットをロックしているか、ディスクセット内の 1 つのホスト上でディスクセットをロック解除せずに DiskSuite コマンドが中止されています。ディスクセット内のホスト上で実行されている DiskSuite コマンドが他にないことを確認します。すべてのホストを確認して、他のコマンドをすべてのホスト上で完了させてから、失敗したコマンドを再試行します。他に実行中の DiskSuite がないときにエラーメッセージが表示される場合は、ディスクセット内のすべてのホスト上で、rpc.metad を終了し、再開してください。必ず、rpc.metad がすべてのホスト上で実行されていることを確認してから、コマンドを再試行してください。


side information missing for host nodename

ディスクセットが完全ではありません。すべてのホストで rpc.metad を強制終了して、処理をやり直してください。


slice 7 is not usable as a metadevice component

共有メタデバイスまたは共有ホットスペア集合でスライス 7 を使用しようとしました。スライス 7 はデータベース複製だけで使用することができます。


submirror too small to attach

metattach に渡されたメタデバイスが、追加するメタミラーよりサイズが小さいです。


stale databases

メタデバイスの状態データベース複製の少なくとも半分がアクセス不可能になっているときに、メタデバイスの構成を変更しようとしました。


syntax error

コマンド行または md.tab ファイルにおいて、不適切なメタデバイス構成のエントリに対して metainit を実行しようとしました。


target metadevice is not able to be renamed

親と子の関係ではないメタデバイス同士を切り替えようとしました。たとえば、トランスメタデバイスと、そのトランス用にミラー化されたマスターデバイスの一部であるストライプとは切り替えることができません。


there are no existing databases

メタデバイスまたはホットスペア集合を作成するには、データベースの複製が必要です。データベース複製の作成については、metadb(1M) を参照してください。


unable to delete set, it still has drives

ディスクセットから最後のホストを削除しようとしましたが、ディスクセットにはまだドライブがあります。


unit already set up

すでに設定されているメタデバイス dnum に対して初期化を行おうとしました。


unit is not a concat/stripe

単純連結またはストライプに特有の処理を、単純連結でもストライプでもないメタデバイスで実行しようとしました。


unit is not a mirror

ミラーに特有の処理を、ミラーでないメタデバイスで実行しようとしました。


unit is not a RAID

RAID に特有の処理を、RAID でないメタデバイスで実行しようとしました。


unit is not a trans

メタトランスに特有の処理を、メタトランスデバイスでないメタデバイスで実行しようとしました。


unit not found

処理を実行するメタデバイスが存在していません。


unit not set up

処理を実行するメタデバイスが存在していません。


waiting on /tmp/.mdlock

他のメタデバイスユーティリティが現在実行中であり、ロックファイルにアクセスできません。DiskSuite ユーティリティの処理は、/tmp/.mdlock をロックファイルとして使用して、逐次処理されます。他に実行中のユーティリティがなければ、このロックファイルを削除することができます。

ログメッセージ

DiskSuite のコマンド行のログメッセージを、アルファベット順に示します。各メッセージの先頭には md: が付けられています。メッセージ中には、次のような情報が含まれています。


注 -

メッセージの先頭が変数になっている場合は、変数の次の文字のアルファベット順番でメッセージを挙げています。


通知ログメッセージ


Could not load misc /dev

指定した misc モジュールをロードできません。モジュールが存在していないか、ほかのものによって上書きされている可能性があります。


db: Parsing error on `dev'

mddb.bootlist <number> に対する /etc/system の設定コマンドの形式が不適切です。metadb -p を実行して、/etc/system ファイルに適切な設定コマンドを入れてください。


dnum: Hotspared device dev with dev

デバイス名で示された 1 番目のデバイスは、2 番目のデバイス (ホットスペア) に交換されました。


dnum: Hotspared device dev(num, num) with dev(num, num)

デバイス番号で示された 1 番目のデバイスは、2 番目のデバイス (ホットスペア) に交換されました。


dnum: no mem for property dev

prop_op エントリポイントに、メモリーを割り当てることができません。

警告ログメッセージ


dnum: Cannot load dev driver

下位のドライバモジュールをロードできません (sdidxy、その他のドライバなど)。ドライバモジュールが削除されている可能性があります。


Open error of hotspare dev
Open error of hotspare dev(num, num)

ホットスペアをオープンできないか、または下位のドライバをロードできません。


dnum: read error on dev
dnum: write error on dev

デバイス名で指定されたメタデバイスで、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、メタデバイスで読み取りまたは書き込みのエラーがあった時に発生します。


dnum: read error on dev(num, num)
dnum: write error on dev(num, num)

デバイス番号で指定されたメタデバイスで、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、メタデバイスで読み取りまたは書き込みのエラーがあった時に発生します。


dnum: read error on dnum
dnum: write error on dnum

デバイス番号で指定されたメタデバイスで、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、メタデバイスで読み取りまたは書き込みのエラーがあった時に発生します。


State database commit failed
State database delete failed

状態データベース複製のあるコンポーネントでデバイスエラーが発生しました。複製の半分以上にエラーが発生しています。たとえば、状態データベースの複製を持つコンポーネントが 3 つあり、そのうちの 2 つにエラーが発生すると、このエラーが発生します。状態データベースの確定または削除は定期的に再試行されます。複製が追加されると、確定または削除は終了し、システムが操作可能になります。複製が追加されない場合は、システムはタイムアウトとなり障害が発生します。


State database is stale

状態データベースにデータベース内のレコードを更新するために十分な数の複製がありません。メタデバイスドライバへアクセスすることができなくなります。この問題に対処するには、複製を追加するか、アクセスできない複製を削除します。


trans device: read error on dnum
trans device: write error on dnum

指定したメタデバイスの指定したロギングデバイスまたはマスターデバイスに、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、ロギングデバイスまたはマスターデバイスに読み取りまたは書き込みのエラーが発生した時に発生します。


trans device: read error on dev
trans device: write error on dev

指定したデバイス名の指定したロギングデバイスまたはマスターデバイスに、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、ロギングデバイスまたはマスターデバイスに読み取りまたは書き込みのエラーが発生した時に発生します。


trans device: read error on dev(num, num)
trans device: write error on dev(num, num)

指定したデバイス番号の指定したロギングデバイスまたはマスターデバイスに、読み取りまたは書き込みのエラーが発生しました。これは、記録またはマスターデバイスに読み取りまたは書き込みのエラーが発生した時に生じます。


logging device: dnum changed state to state
logging device: dev changed state to state
logging device: dev(num, num) changed state to state

ロギングデバイスと対応するマスターデバイスが、指定した状態に変更されました。

パニックログメッセージ


State database problem

状態データベースの確定または削除において、100 回の再試行 (デフォルト) が行われました。


dnum: Unknown close type
dnum: Unknown open type

メタデバイスが未知のオープン型 (OTYP) でオープンまたはクローズされています。