DiskSuite ツールを起動すると、図 4-1に示す「メタデバイスエディタ」ウィンドウが表示されます。
「メタデバイスエディタ」ウィンドウは、DiskSuite ツールのメインウィンドウで、DiskSuite ツールの他の機能はこのウィンドウからアクセスします。「メタデバイスエディタ」ウィンドウの各部について以下に説明します。
特定の状況において使用できないメニュー項目やユーザーインタフェース要素は、グレー表示されます。
メニューバー - 通常は、「ファイル」、「オブジェクト」、「編集」、「ブラウズ」、および「ヘルプ」の 5 つのメニューを表示します。メニューについての詳しい説明は、オンラインヘルプを参照してください (ヘルプのアクセス方法については、「ヘルプのアクセスと使い方」で解説しています) 。
DiskSuite ツールで「ツール」メニューを表示するように構成を設定することができます (『Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド』または metatool-toolsmenu(4) マニュアルページを参照) 。「ツール」メニューを使用すると、AdminSuiteTM やストレージマネージャなどのアプリケーションを DiskSuite ツールから起動することができます。
ボタンパネル - ウィンドウを表示して DiskSuite オブジェクトを操作するためのボタンを表示します。
「確定」ボタンや「キャンバスから移動」ボタンをクリックする前に、オブジェクトを選択しておかなければなりません。
ウィンドウタイトルバー - ウィンドウのタイトルと、DiskSuite ツールが動作しているシステムの名前が表示されます。また、ディスクセット情報として、ローカルディスクセットの場合は <local>、共有ディスクセットの場合はその名前が表示されます。
オブジェクトリスト - メタデバイス、ホットスペア集合、およびメタデバイス状態データベースオブジェクトを表示します。
オブジェクトリストのオブジェクトを、キャンバスまでドラッグすることができます。または、オブジェクトリストのオブジェクトをダブルクリックしても、そのオブジェクトをキャンバスに表示することができます。
カラーモニターでは、問題のあるオブジェクトが次の色で表示されます。
赤 - 重大な障害
オレンジ - 緊急
黄 - 注意
グレースケールモニターの場合は、問題の状態情報はグレースケールで表示されます。
モノクロモニターの場合は、オブジェクトリストを水平方向にスクロールして、オブジェクトの状態情報を確認します。
オブジェクトリストのフィルタボタン - オブジェクトリストに表示される情報を変更します。次のフィルタオプションがあります。
すべてを表示
メタデバイスを表示
ホットスペア集合を表示
障害を表示
テンプレート - 「メタデバイスエディタ」ウィンドウの左側には、テンプレートアイコンが並んでいます。テンプレートアイコンについての説明は、オンラインヘルプを参照してください。
テンプレートアイコンは、空の DiskSuite オブジェクト (テンプレート) のソースです。テンプレートをキャンバスに表示したら、スライスや他のメタデバイスをドラッグ&ドロップすることによって、メタデバイスを構築することができます。テンプレートを使用するには、アイコンをシングルクリックするか、キャンバスまでドラッグします。
テンプレートオブジェクト - DiskSuite オブジェクト (単純連結など) のテンプレートとして機能します。
メッセージ行 - キャンバス上の特定の要素についてのメッセージを表示します。
「メタデバイスエディタ」ウィンドウのある領域にポインタを合わせると、その領域に関するメッセージが表示されます。
キャンバス - DiskSuite オブジェクトを作成および操作するための領域です。
「ディスク表示」ウィンドウ、オブジェクトリスト、またはテンプレートから、DiskSuite オブジェクトをキャンバスまでドラッグすることができます。キャンバス上のオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトが選択されます。
パン領域 - キャンバスでの現在位置を示します (図 4-2 を参照) 。
パン領域の内部を SELECT ボタンでクリックすると、表示領域が変更されます。黒い矩形にポインタを合わせて、ADJUST ボタンを押したままドラッグすると、表示領域を任意の場所へ移動することができます。