Sun Enterprise 6x00、5x00、4x00、3x00 システム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

cfgadm コマンド

cfgadm は、このマニュアルで最もよく使う DR 用コマンドです。

cfgadm コマンドには、以下の機能があります。

多くの手順で、ボードのシステム名の指定が必要になります。ボードやカードケージスロットの名前や状態を確認するには、cfgadm の状態表示機能を使用します。表示例については、「ボードの状態の表示」を参照してください。

Sun Enterprise 6x00/5x00/4x00/3x00 システムで使用する cfgadm コマンドのマニュアルページとしては、cfgadm(1M)cfgadm_sysctrl(1M)cfgadm_ac(1M) が用意してあります。 cfgadm(1M) では、cfgadm コマンドの基本機能を説明しています。cfgadm_sysctrl(1M) では、CPU/メモリーボードの新規サポート情報など、システムボードに関する追加情報を提供しています。cfgadm_ac(1M) は、メモリーバンクのサポートに関する追加情報を提供しています。

cfgadm のユーザーインタフェースは、現在のバージョンではコマンド行形式を採用しています。システム監視および管理用ソフトウェアである Sun Enterprise SyMON(TM) はグラフィカルユーザーインタフェースを採用しており、このマニュアルで説明している DR 機能もサポートしています。SyMON の詳細は、『Sun Enterprise SyMON 2.0.1 Software User's Guide』を参照してください。


注 -

必須ではありませんが、DR は AP (代替パス設定、Alternate Pathing) ソフトウェアと組み合わせて使用できます。AP は入出力ボード間で入出力処理を切り替えます。DR と AP のコマンドを組み合わせると、システム操作をまったく、あるいはほとんど中断することなく、入出力ボードを取り外したり、交換、停止したりできます。入出力処理では、AP は冗長ハードウェアが必要になります。つまりAP を使用して、ある装置からボードを取り外したり交換するためには、同じ装置にその代替となる入出力ボードが接続されている必要があります。AP の詳細は、『Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing ユーザーマニュアル』を参照してください。