特記事項: Sun Ultra 450、Sun Enterprise 450

環境の監視と制御

Ultra 450 システムでは、環境の監視および制御機能が、オペレーティングシステムと OBP ファームウェアの両方のレベルで提供されています。これによって、システムが停止したり起動することができなくなっても、監視機能を使用することができます。環境の温度超過に対して OBP が行う監視と対処の方法は、NVRAM 変数の env-monitor で制御します。以下の表に、env-monitor 変数の設定と、それらの設定に対応する OBP の動作を示します。システムの環境監視機能の詳細については、『Ultra Enterprise 450 システムユーザーマニュアル』または『Sun Ultra 450 ワークステーションユーザーマニュアル』の「信頼性、可用性、保守性に関する諸機能」を参照してください。

表 2-4 env-monitor の値

設定 

監視機能 

OBP の動作 

enabled (デフォルト)

有効 

CPU またはディスクファントレイが異常に過熱したかファントレイに障害が発生した場合は、OBP は警告を出し、30 秒後に自動的にシステムを停止します。 

advice

有効 

OBP は警告を出すのみで、システムは停止しません。 

disabled

無効 

OBP は、何も行いません。OBP レベルの環境の監視は無効です。 

以下の例では、env-monitor 変数を使用して、OBP レベルの環境の監視を無効にしています。


ok setenv env-monitor disabled


注 -

この NVRAM 変数は、オペレーティングシステムの動作中は、システム環境の監視および制御機能に影響を与えません。