Sun 周辺機器使用の手引き

はじめに

『Sun 周辺機器使用の手引き』では、Solaris(TM) 操作環境を使用して、ディスクドライブ、テープドライブ、DVD-ROM ドライブ、CD-ROM ドライブ、ボードなど、サンの周辺機器を追加、設定する方法を説明します。


注 -

Solaris 操作環境には、SunOS(TM) オペレーティングシステム、OpenWindows(TM) 操作環境、共通デスクトップ環境 (CDE)、コンパイラなどのソフトウェアが含まれます。

このマニュアルは、経験のあるシステム管理者を対象としています。


このマニュアルを読む前に

このマニュアルに従って作業を開始する前に、以下のことを行ってください。


注 -

システムに Solaris オペレーティング環境がインストールされていない場合は、この時点でインストールしてください。

システムへの Solaris オペレーティング環境のインストールについての詳細は、『Solaris のインストール (上級編)』を参照してください。


このマニュアルの構成

このマニュアルの構成は以下のとおりです。

第 1 章「事前の作業」では、新しい周辺機器を取り付けるための準備作業について説明しています。

第 2 章「ディスクドライブの設定」では、Solaris 操作環境におけるディスクドライブの設定方法について説明しています。

第 3 章「テープドライブの設定と使用」では、Solaris 操作環境におけるテープドライブの設定・使用方法について説明しています。

第 4 章「着脱式媒体デバイスの設定」では、Solaris 操作環境における DVD-ROM ドライブ、CD-ROM ドライブ、フロッピーディスクドライブ、PCMCIA メモリーカードの設定方法について説明しています。

第 5 章「カードの設定」では、Solaris 操作環境におけるボードの設定方法について説明しています。

付録 A 「SCSI アドレスの概念」では、SCSI 周辺機器サブシステムのアドレス指定の概念について説明しています。

付録 B 「システムの起動」では、新しい周辺機器を追加した後のシステムの起動方法について説明しています。

UNIX コマンド

このマニュアルでは、具体的なソフトウェアコマンドや手順を記述せずに、ソフトウェア上の作業だけを示すことがあります。作業の詳細については、オペレーティングシステムのマニュアル、またはハードウェアに付属しているマニュアルを参照してください。

関連資料の参照を必要とする作業を以下に示します。

その他、基本的なソフトウェアの操作

書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

 コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。 

% You have mail.

AaBbCc123

 ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。

machine_name% su

Password:

AaBbCc123 またはゴシック

 コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

 『 』 参照する書名を示します。 『Solaris ユーザーマニュアル』
 「 」 参照する章、節、または、 強調する語を示します。 第 6 章「データの管理」を参照。この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。
 ¥ 枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅をこえる場合に、継続を示します。

% grep `^#define ¥ XV_VERSION_STRING

シェルプロンプトについて

シェルプロンプトの例を以下に示します。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル 

machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

#

関連マニュアル

このマニュアルで説明する作業に関連するマニュアルを、以下に示します。