特記事項: SPARCstation 10SX、SPARCstation 20

はじめに

このマニュアルでは、Solaris™ グラフィックスおよび Xlib などの、SX のビデオサブシステムに関連したウィンドウシステムの API (アプリケーションプログラムインタフェース) のマシンに依存した機能について説明します。


注 -

本 Solaris リリースで提供される XIL™ グラフィックスソフトウェアでは、SPARCstation™ 10SX および SPARCstation 20 に対応した性能拡張は提供されません。これらのシステム用に XIL の高速化が行われた、本リリース以前での最新のリリースは、Solaris 2.5.1 です。また、本 Solaris リリースでは、XGL がサポートされなくなりました。XGL がサポートされている最新のリリースは、Solaris 7 です。


このマニュアルは、Solaris のマニュアルセットや、ハードウェアに付属しているマニュアルの補足として参照してください。

マニュアルの構成

第 1 章「SPARCstation 10SX、SPARCstation 20 のグラフィックス処理」では、SPARCstation 10SX および SPARCstation 20 について簡単に説明しています。

第 2 章「SX 高速化アプリケーションへの DRAM の割り当て」では、サンのピクセル演算メモリープロセッサ (SX) アクセラレータの性能を向上させる、SPARCstation 10SX および SPARCstation 20 の設定について説明しています。

第 3 章「SPARCstation 10SX、SPARCstation 20 における OpenWindows」では、SPARCstation 10SX および SPARCstation 20 で OpenWindows を実行するときに、表示される画像について説明しています。

付録 A 「起動メッセージ」 では、SPARCstation 10SX または SPARCstation 20 で、SXDRAM の設定に続く起動処理中に表示されるメッセージを示します。

UNIX コマンド

このマニュアルでは、具体的なソフトウェアコマンドや手順を記述せずに、ソフトウェア上の作業だけを示すことがあります。作業の詳細については、オペレーティングシステムの説明書、またはハードウェアに付属しているマニュアルを参照してください。

関連資料の参照を必要とする作業を以下に示します。

これらの手順については、以下の資料を参照してください。

書体と記号について

このマニュアルで使用している書体と記号について説明します。

表 P-1 このマニュアルで使用している書体と記号

書体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。 

machine_name% su

Password:

AaBbCc123またはゴシック

コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。 

rm filename と入力します。

rm ファイル名 と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『Solaris ユーザーマニュアル』 

「 」

参照する章、節、または、 強調する語を示します。 

第 6 章「データの管理」を参照。 

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅をこえる場合に、継続を示します。 

% grep ‘^#define \   XV_VERSION_STRING'

シェルプロンプトについて

シェルプロンプトの例を以下に示します。

表 P-2 シェルプロンプト

シェル 

プロンプト 

UNIX の C シェル 

machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル 

machine_name$

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) 

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