SX アプリケーションの性能強化項目の 1 つに、物理的に連続した DRAM の利用があります。このマニュアルでは、SX の物理的に連続した DRAM のことを SXDRAM と呼びます。このマニュアルでは、以下について説明します。
SX 高速化アプリケーションから排他的に使用できるように、SXDRAM を設定する手順
SXDRAM を使用するアプリケーションのコンテキスト
SXDRAM を使用する利点
SX は、SPARCstation 10SX または SPARCstation 20 ワークステーションで動作するアプリケーションのグラフィックスおよびイメージの表示を高速化します。高速化は、2 次元および 3 次元グラフィックス描画、マルチメディア、および画像処理を含めた、広い範囲のピクセル操作に有効です。
SMC に組み込まれた SX アクセラレータは、システム主記憶 (DRAM) およびビデオメモリー (VRAM) の操作を直接高速化することができます。SMC は、以下のものから構成されています。
システム主記憶 (DRAM) とビデオメモリー (VRAM、フレームバッファー) をシステムメモリーバスに接続する誤り訂正符号メモリーコントローラ
SX のイメージングおよびグラフィックスアクセラレータ