システムマッピングにより、必要に応じた方法でシステム構成を表示することができます。System Map には、テストが行われるデバイスだけが表示されます。テストを行うことができないデバイスや、現在 SunVTS テスト項目のないデバイスは表示されません。
System Map は、以下の 2 通りの方法で表示することができます。
Physical (物理) 表示 - システム上の物理的な位置に基づいてデバイスを一覧表示します。FRU (現場交換可能ユニット) を特定できるように、デバイスの正確な位置が示されます。たとえば、SCSI デバイスは SCSI コントローラの下に示され、SCSI コントローラは、そのコントローラが接続されている入出力バスの下に示されます。可能な場合は、デバイスのボード番号とコントローラの種類も表示されます。システムによっては、この表示を行えないことがあります。下記の注を参照してください。
Logical (論理) 表示 - デバイスを機能別のグループに分けて一覧表示します。たとえば、ネットワークデバイスは Network カテゴリの下、SCSI デバイスは SCSI devices カテゴリの下に表示されます。論理マップによって、論理的なデバイスグループに分けてシステムを見ることができます。システム上の特定の 1 つのグループを表示したり、すべてのグループを表示したりすることができます。
物理表示と論理表示の切り替えには、SunVTS ユーザーインタフェースの Physical または Logical ボタンを使用します。
物理表示は、configd プログラム (SUNWeswsa または SUNWsycfd パッケージに含まれています) がインストールされているシステムでのみ行うことができます。詳細は、第 2 章「SunVTS のインストールと削除」を参照してください。