Sun フレームバッファー使用の手引き

単一のカラー LUT

CG14 では、ハードウェアのカラー LUT を 2 つ備えています。1 つは 8 ビットのアンダーレイ画像で使用され、もう 1 つは 8 ビットのオーバーレイ画像で使用されます。一方、Creator アクセラレータシリーズ 1 と 2 では、ハードウェアのカラー LUT を 1 つだけ備えています。これは、2 つのウィンドウのカラーマップが、同じピクセルの位置で同じ色を持っていない場合には、Creator アクセラレータ上のオーバーレイウィンドウが、8 ビットのアンダーレイウィンドウに対し、カラーマップのフラッシュ現象を起こすことを意味します。Creator シリーズ 3 には、Xserver が割り当てや共有を管理する 4 種類のカラー LUT があります。

Creator アクセラレータ上にあるカラー LUT が 1 つだけの場合には、透過オーバーレイのアプリケーション上でオーバーレイとアンダーレイが色を共有するようにプログラミングしてください。オーバーレイ画像は、アンダーレイ画像とは常に異なるため、透過オーバーレイのアプリケーションは最低 2 種類のカラーマップを必要とし、その 1 つはオーバーレイに、もう 1 つはアンダーレイに割り当てられます。オーバーレイウィンドウは、通常アンダーレイウィンドウの子ウィンドウであり、各ピクセルのレイヤー間の関係は、アプリケーションによって管理されます。このような状態で、マウスポインタがアンダーレイとオーバーレイの境界の内側にある場合には、オーバーレイのカラーマップはハードウェアのカラー LUT にインストールされますが、アンダーレイのカラーマップはインストールされません。オーバーレイのカラーマップを通して表示された際に、アンダーレイのピクセルが正しい色を表示しているかどうかを確認してください。アンダーレイとオーバーレイ両方のカラーマップの同じ位置にそれぞれ色を割り当てることによって、確認することができます。