Direct Xlib は、Creator アクセラレータではサポートされていません。Direct Xlib の代わりに、X 共有メモリー転送機能(Solaris 2.5 の新機能)を使用してください。共有メモリーを転送するには、クライアント環境に以下の環境変数を設定してください。
setenv DISPLAY :0 setenv XSUNTRANSPORT shmem setenv XSUNSMESIZE 512
setenv XSUNSMESIZE 512 では、クライアントが要求するバッファーの大きさを 512KB に指定しています。これ以外の大きさを指定することも可能ですが、転送速度とシステムが消費するメモリー量を考慮すると 512KB が適切な値となります。
フレームバッファーに高速ピクセル転送をする際に、XPutImage と Direct Xlib を使用するアプリケーションでは、代わりに、MITSHM 拡張機能の XShmPutImage を Creator アクセラレータ上で使用するようにしてください。この機能を使用することにより、X サーバーと同一のマシン上で作業を行う場合に、ピクセルの高速転送が可能になります。
24 ビットの画像に XShmPutImage を使用している場合には、共有メモリーの割り当て量を、デフォルトで設定されている量よりも大きくする必要があります。詳細は「X11perf のベンチマークテスト」で説明します。